本年の『このミステリーがすごい』で、第一位を獲得した佐々木譲の作品。
親子3代の警官の一族の悲劇を、時代を象徴する事件と絡めた大河小説なのだが・・・。
親子3代の警官の一族の悲劇を、時代を象徴する事件と絡めた大河小説なのだが・・・。
これ、アメリカのスチュアート・ウッズの『警察署長』とそっくり。
もちろん、アメリカと違って、時効というものがあるわけで、ラストは少し違ったけど、
発端となった事件の犯人の動機とかも、そっくりだし、その大昔の事件を解決することで、
3代目が自分の窮地を脱するというプロットまでそっくり。
もちろん、アメリカと違って、時効というものがあるわけで、ラストは少し違ったけど、
発端となった事件の犯人の動機とかも、そっくりだし、その大昔の事件を解決することで、
3代目が自分の窮地を脱するというプロットまでそっくり。
もちろん、プロットがそっくりというだけで、つまらない作品ではない。
アメリカの歴史は詳しくないけれど、日本の近現代史は、記憶に新しい。
戦後すぐの荒廃した上野周辺の話。国鉄労組。
学生運動の派手になった時代の大菩薩峠の赤軍による軍事訓練の摘発。
アメリカの歴史は詳しくないけれど、日本の近現代史は、記憶に新しい。
戦後すぐの荒廃した上野周辺の話。国鉄労組。
学生運動の派手になった時代の大菩薩峠の赤軍による軍事訓練の摘発。
現代では、マル暴担当の警部の汚職。経済事件。
時代を象徴するような事件に、この主人公の一族が係わっていたとは。
時代を象徴するような事件に、この主人公の一族が係わっていたとは。
ただ、残念なのが、第三部の主人公。
彼は、目黒署を振り出しにしているんだけど、現実のこの年に目黒署を振り出しにした人が、
わたしのすごく身近にいるんだよね。
彼は、都立大出身じゃないし、24歳で巡査部長にもなってなかったし。
っていうか24歳で警察に採用されたし。
こういう話の「リアル」って、難しいねえ。
もちろんフィクションってことは分かっているんだけど、
これが自分の知らない方面のサツカンだったら、良かったのにと思ってしまったが、
それは自分以外には関係ない話だね。
彼は、目黒署を振り出しにしているんだけど、現実のこの年に目黒署を振り出しにした人が、
わたしのすごく身近にいるんだよね。
彼は、都立大出身じゃないし、24歳で巡査部長にもなってなかったし。
っていうか24歳で警察に採用されたし。
こういう話の「リアル」って、難しいねえ。
もちろんフィクションってことは分かっているんだけど、
これが自分の知らない方面のサツカンだったら、良かったのにと思ってしまったが、
それは自分以外には関係ない話だね。