<佐賀3女性殺害>検察が上告断念 松江被告の無罪確定へ | Happy-Gate

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 89年に佐賀県で起きた女性3人殺害事件の無罪判決が確定する見込みだ。
 法律の原則論に即した妥当な判決であり、検察も、良い判断をしてもらいたいが。

 自白もない。証拠もない。無い無いずくしで、よく起訴したものだ。
 それほど、02年頃の司法権力は横暴であり、暗黒時代だったのだ。

 被告は89年の事件当時に、拘置中に上申書を作成し、殺人を自白したが、後にそれを覆し、結局、立件は見送られた。
 それが02年の時効間際になって、逮捕、起訴されたのだ。
 逮捕の決め手は、DNAだったという。
 だが、私は当時から思っていたのだが、DNAと一口で言っても、細かい種別があり、はっきり言えば万能ではない。DNAのどの部分を使うかによって、証拠能力に差が生まれてしまうのだ。
 警察のいうDNA鑑定は、DNA鑑定と呼ぶにはあまりにも杜撰なものでしかない。
 裁判の決め手ではないから、それでよかったのだ。
 DNA鑑定が、刑事事件で証拠として採用されるケースは少ない。
 それは偏に証拠が2次、3次汚染されてしまうからであり、現場の捜査官たちの見識の低さといってもいい。
 当時、テレビの解説員たちは訳知り顔で、科学捜査が進んで、どんな小さな証拠からでも、犯人逮捕できると、警察の肩を持つ発言ばかりしていたが、実際は、今回のことで分かるとおり、ただのハッタリなのだ。
 警察はいまだに旧来の体質から脱却できないでいるのだ。
 自白偏重主義。
 今回も、逮捕して、監禁して、拷問すれば自白するとタカをくくったのだろう。だから、証拠の能力の低い、ミトコンドリアDNAによって逮捕したのだろう。
 ミトコンドリアは母系遺伝していく。男のミトコンドリアは受精の際、卵子までの運動で死んでしまうため、滅多に遺伝されない。
 さて、このミトコンドリア遺伝子を追うことで、御先祖様を捜す旅ができるのだ。
 つまり、同じミトコンドリア遺伝子を持つ人間が世界中には、何人もいるのである。
 こんな程度の証拠だけを頼りに、立件した検察も、問題がある。
 とりあえず、起訴して時効を止めてしまおうと考えたのかも知れないが、この勝負は、リスクが大きすぎたようだ。
 それに検察に、甘えがあったのだ。
 裁判所は、常に、検察側よりにたった判決を下す。そうした中で、裁判所が、検察の傲慢をうれいたのかも知れない。
 冤罪事件が立て続きに起こった。どれも自白偏重の酷いものだった。憲法や刑事訴訟法には、物的証拠がなければ罪を問えないとしているのに。
 裁判所から検察へ、ちゃんとしろということなのだろう。
 日本の司法もまだ死んではいないようだ。

 しかし、真犯人は誰だ?この疑問だけは、解けないままだ。