















これが甘かった。
前々から準備をしていたわけではなかったので、急遽出発。
行く途中で、肝心のコーヒーを持ってくるのを忘れていることに気が付くという間抜けさ。
仕方ないので、コンビニでカップコーヒーを買って、とりあえず良しとした。
檜原都民の森は奥多摩周遊道路沿いにある広大な森だ。
その中を遊歩道が複雑に整備されており、三頭山を頂点とする。
地図で丹念にコース確認をしなかったので、単純に尾根伝いで三頭山を目指した。
檜原都民の森には、ちゃんと駐車場もあるのだが、今回は、さらに先の風張峠の駐車場からスタートした。
駐車場は雪で覆われていたが、アイスバーンにはなっておらず、普通のタイヤのセレナでも問題なく止められた。
当然、止まっているのは私だけだった。
ここで昼食をとって、準備を開始。
久々のトレッキングで、勘が戻らない。
歩きにくい雪の上を進み、駐車場脇の登山道に入った。
階段状になった土は、完全に凍っていて、雪か霜柱か、ツルツルと滑りやすくなっていた。
登り始めですぐにトレッキングポールを取り出した。
伸縮するポールなので、それを思いっきりのばした。
ところが、長らく使っていなかったので、長さを間違えた。
伸ばしすぎて、ポールが抜けてしまったのだ。
このポールを元に戻そうとがんばったが、なかなかは行ってくれない。
早くも、ゲームオーバーになりかけたが、ふとしたキッカケで、入れることが出来た。
直りそうもなかったので、ポールと仕舞おうと、着いていた部品をバラバラにしてみてから、ポールの構造が分かったのだ。
ネジを回すことで、筒の中の滑り止めを広げると、それがロックされるのだ。だから、反対にネジをゆるめてやれば、滑り止めは縮み、元のさやに収まる。原理は簡単だったのだ。
先に進むと、殆ど雪道だった。
ザクザクとして気持ちいい音がした。
だが、普通の登山靴では、歩きにくい。
スノーシュー(カンジキ)とかアイゼンは必要だった。
獣の足跡が時々見えるのが、何とも興奮させる。
横を見ると奥多摩湖が見えた。
しばらく進むと、雪が消えて、今度は霜柱ゾーンになった。
これが歩きにくい。霜柱といっても、高さ20センチくらいあり、不用意に足を乗っけると、ボコッとはまってしまうのだ。
そこを抜けると再び雪道になった。今度は斜面沿い。ちょっとでも気が抜けばしたに真っ逆さま。滑落の危険がある。
そこで、体力を使いそうだったが、尾根道を進むことにした。
本来は道ではなかったが、木に捕まって進めば、楽そうだったので、そちらへ進んだ。
頂を越えて、先ほどはずれた登山道にぶつかった。
看板が立っていた。どうやら里山の道というらしい。
鹿よけのネットを横に見ながら歩く。
途中で、休憩のためのベンチがあった。登山というよりハイキングに近いのかも。
こういう設備は、今まで登った山には見あたらなかった。
他にも、木々にネームプレートが付いていた。至れり尽くせりだ。
休憩所からは、奥多摩湖を眺望することが出来た。もっとも、今日は少しもやっていて、見えなかった。
しばらく下り坂になる。
暖かいのか、所々氷が解けて、靴や杖に泥がまとわりつく。そして、また凍った坂になる。
雪が消えて、霜柱も消えた。
ガレ場だ。
細かいジャリになっている。
土地の地形の解説があったが、忘れた。
そして、坂を下りきると、そこは鞘口峠だった。
休憩所みたいな、ウッドデッキやベンチがあった。
時間をみるとギリギリだったので、ここで終了とした。
ガスコンロを出して、薬缶に水を入れて、お湯を沸かした。
風が強く、なかなか沸騰しない。汗が冷たくなっていた。
寒くて仕方なかったので、沸騰はしていなかったが、コーヒーを入れた。
コンビニの安物のせいか、それとも寒さのせいか味がしなかった。
コーヒーをすすりながら、地図で現在地を確認すると、ずいぶんと遠回りしてきたことに気が付いた。
結局、都民の森の駐車場から上がった方が近かったのだ。
やっぱり事前にチェックしないとね。
駐車場に戻るとき、二回、足を滑らせて転んでしまった。
そのとき、右足の膝を痛めてしまった。スジを伸ばしてしまったようだ。
戻る途中、これから夕方になろうというのに、おっさんとすれ違った。
不審に思ったが、見送った。
駐車場に戻ると、練馬ナンバーのスパシオが止まっていた。たぶん、さっきすれ違った人の車だろう。
三頭山。
登れなかったが、檜原都民の森。奥が深そうだ。