田中芳樹の人気シリーズ。
角川文庫の書き下ろしで始まったシリーズですが、カッパノベルにお引っ越しして、続刊中です。
その最新作です。
前にも書いたけど、この人の小説は、連続ものなのに出版ペースが遅いので、すっかり中身を忘れてしまいます。
一年ぶりの登場です。
それでも、「征旗流転」から「妖雲群行」の出版間隔よりかは、短いので、まだ前の話を覚えて。
さらに「妖雲群行」から「魔軍襲来」なんかだと、世紀越えしてるしね。
それに比べれば、一年なんて、短いですよ。
さて、中身の方に入ります。
前回からの続きです。
ペシャワール城に魔軍の一団が襲って来るところから始まります。
圧倒的な敵の攻撃に、陥落寸前の所まで追いつめられてしまいます。
一方、王太后府にやってきた巡検吏ギーブは、王太后タハミーネが、レイラを自分の娘であるとして、使えさせたことを知る。
さらに隣国ミスルにいたヒルメスは、国を乗っ取る算段を整えていた。そこへ大事件が発生し、急転直下、事態は思わぬ方向へ進んでいく。
王都エクバターナにも魔族が跳梁し始める。調査に向かった大将軍キシュワードと万騎長ダリューン、ザラーバントは、王都の地下に魔族の神殿を見つける。
同じ頃、北方の国境近くの街で、ルシタニアの女騎士エステルは、トゥラーン国の偵察部隊と戦闘になる。何とか撃退するが。。。
今回も、あんまりアルスラーンは活躍しません。王様になってからは特に活躍の場面があまりありませんね。戦争状態にないということなので。
部下たちの活躍ばかりですが、ナルサス、ダリューンといった幕僚は、やっぱりこれといった活躍もありませんでした。
そして、謎はさらに深まるばかり。
タハミーネが産んだ女の子は、果たしてあの銀の腕輪を持った人なのか?
アルスラーンの16翼将の残りの一人とは?
ギスカールはどうするのか?ヒルメスは?
そして、ザッハークは復活するのか?
気になったのが、時々目にする「のちに○○と呼ばれる事件である」というように、その後の展開が読めてしまうようなのは、辞めて欲しい。
本当の歴史小説なら、そういう表現もアリだけど、架空の歴史小説だとただのネタバレでしかないし。
とにかく、中学時代から読み始めて、もう15年。
はやく終わってもらいたいけど、まだ当分先になりそう。