


今回は、さすがに原付はつらいので、自動車で行った。
所沢から463号で入間方面へ。そこから299号線で飯能市を抜けて、秩父へとはいる。
所沢を過ぎたあたりで、明日が休日だと気づき、もしかしたら走り屋さんたちや、イチャイチャバカップルが出没しているかも知れないと、懸念した。
飯能駅を過ぎて、ワインディングに入ると、いかにもと言った感じの車とすれ違い始めた。
警察に捕まっているヤツもいた。
道沿いのコンビニには、改造車の展示場と言った感じで、駐車場を占領しいて、また高校生くらいの原チャリ集団がたむろっていた。
速度に注意しながら、299号線を秩父方面へ進んでいく。
吾野の側の林道から、奥武蔵グリーンラインへと上がっていく。
車一台が通るだけがやっとの林道を進んでいくと、高山不動の表参道に出た。
真っ暗な奥武蔵グリーンラインに出る。
意外にも走り屋やバカップルの類は、来ていないようだ。
見晴台の入り口まで着くと、カーブの出口なので、駐車できないことに気づいた。少し進んだ場所に、待避所があったので、そこに車を止めた。
車を降りて、山には入る準備をするが、あまりの真っ暗さに、少し不安になった。
目が慣れていないからだが、この瞬間は畏れがあった。
真っ暗なので、ハザードを点けたままにした。
外の気温は5度。
息は白い。
車の音も聞こえてこない。葉っぱの落ちる音まで聞こえてくる。
地表面は少し凍っているのか、斜面が滑りやすくなっている。
頂上に人がいたらと考えてしまう。一人で、こういう風に山にはいるときは、いつもそこはかとなく不安を覚える。恐怖への思考を止めて、ただ現象だけを追うようにする。
闇になれて、自分がそれと同化したような感覚になると、不安感は消えて、安心感に変わるが、まだそれは来なかった。
視界が開けて、月明かりが照らしてくる。
ライトを消しても目が慣れて、道が分かる。
右手側に、入間市を中心とした夜景が広がっている。
少し霞がかかっている。
頂上に出た。
予想に反して、誰もいなかった。さすがに女の子を連れて、こんな場所まで来ないようだ。
雄大な夜景だ。
街灯で東京湾の形が分かる。時間が止まったいるかのようだ。
ベンチに座り、缶コーヒーを飲んだ。
すぐに冷めてしまうのがザンネンだった。熱いコーヒーだったら、最高だっただろうに。
夜景の写真を撮ったが、あまり関心のできではなかった。
しばらく夜景と星空を見上げた。ふと、いろんな事を思いだした。
やっぱ東京圏だな。だが、目が慣れてくると、星が増えていることに気づいた。流れ星を探したが、30分起っても、一つも見つけられなかった。
しばらくすると、人の声が聞こえてきて、自分が上ってきた道をライトのチラチラした光が見えてきた。
バカップルのようだ。
せっかくの一人の空間をじゃまされて、悔しくなったので、いちばんいい夜景を観賞できるベンチに意味もなく座り続けた。
しかし、あまり邪魔をしても可哀想なので、その場を後にした。午前3時。
車に戻ると、さっきのバカップルの車が後に止まっているのに気づいた。同じようにハザードを焚いていた。
帰りのルートは刈場坂から299号線に出ることにした。
刈場坂まで右手側に夜景が広がっていた。
刈場坂の駐車場には、一台も車が止まっていなかったので、車から夜景を観賞しようと思ったが、ガスって来て、あまり見えなかったので、早々に立ち去った。
299号線までの道で、野ウサギに遭遇した。
299号線に出て、所沢方面に進んだ。
しばらくすると、回転灯がきらめいた。近づくと、インテグラRが事故って、その処理をしているところだった。
右側前部を大破していた。しかし、直線の道でなぜ?
後は、来た道をただただトレースするだけで、戻った。
131.2km。遠いような近いような。