佐々木敏作の『中途採用捜査官』シリーズの2作目。
警視庁がテロリストに占拠されちゃうって話。あり得ない話なら、これくらい大きな風呂敷を広げてもらいたい。ちょっと興味深いよね。
しかも作者は入念な取材を元に、警視庁内部の詳細なディテールを描き出した。
警視庁内の図面付きだからね。これで私も迷わないで歩けるぜ。
主人公を中途採用の特捜官にして、いわゆるサラリーマン刑事物である。
会話劇で進むので、小説初心者でもおもしろく読める。
「踊る大捜査線」で、ナショナルクライシスものをやったらこんな感じになるんだろうなって、感じでとってもライトな仕上がりです。漫画みたいともいいます。
それでも細部にはこだわりがあって、犯人が使うトリックとか、警察の捜査の過程とかそれなりに本格的なサスペンスものに仕上がってたりして、侮れないな。
サスペンス、クライシス、アクション、会話劇と、エンターテイメント満載でまるでハリウッド映画みたいです。
でも、肝心の犯人の動機がいまいちです。
なんで、占拠事件起こしたの?って言う部分が、そんなアホなとなってしまって、がっかり。
だから、65点ってことにします。
決してつまんなく無いんで。