北の零年 | Happy-Gate

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半径5mのライフログです。

 冗長な映画という一言に尽きる映画でした。

 行定勲監督作品ということで、少しは期待したのだけど、これは脚本が悪いね。一緒に見た母親も、同じくくだらない、嘘くさいと、感想を漏らしていました。
 
 3時間近い上映時間を使って、何を描きたかったんだ?この映画?

 苦労らしい苦労話もないし、これというカタルシスもないし。

 特に香川さんを典型的な悪者として描いていて、損でもってその正体をあっさり明かしすぎだしね。
 トヨエツは、都合良く現れすぎているし、ギバちゃんはひとりキャラを作りすぎ。

 そんでもって、何より不可解なのは、登場人物のキャラクターがないこと。
 淡路に帰りたいと言った後に、この地に残ると言い出したり。

 政府の役人になったと思ったら、今度はここは我々の国だなんて、言ったりする。
 
 吉永さん扮するしのさんが、なんで女一人で牧場をはじめたのか、そして、どうして彼女の作る馬が、優秀なのかが、せめてちょっとでもいいから描かれていれば・・・。
 
 平田満の火だるまは、大笑いしました。何で生きてるのよ!
 
 ストーリーの部分で変だろって、つっこみを入れたくなったのが、いくつかあって、まずは殿様がわざわざ静内までやってきて、廃藩置県で藩がなくなったから、移住は中止だよって伝えに来るところ。
 あれだけ人間がいっぱいいるのに、半年もみんな待っていること。そんでもって、裏切り者だ!なんて、村八分にされちゃって・・・。
 食料つきる前に、誰かが探しに行くだろう?
 それから、香川さんの一派が、食料を武器にみんなを手なづけるシーンだが、圧倒的数で勝っているのに、なんでおとなしく従うのか?
 そしてラストシーンで、歩兵銃で武装している人間にはみんなで逆らっているのか?それだけの気概があるなら、あの連中をみんなで口封じしちゃえばいいじゃん。
 それからそんなに広いエリアでもなく、狭い人間関係のはずなのに、昔の仲間が新政府の役人になっていてしのさんが驚くシーンも、石田ゆり子が香川の妻になって権勢をふるっているっていうのを初めて知るって言うのも、おかしいだろ?
 そして、一番問題なのは、いい年した吉永小百合と渡辺謙が、夫婦役ってのが一番納得いかない。
 吉永さんも、年相応の役をした方がいいよ。

 良かったところは、ラストカット。
 逃げた馬が牧場に帰ってきて、土煙を上げながら、丘を駆け下りてくるところは、良かった。って、映画の本筋とは関係ないけど。