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半径5mのライフログです。

 宮部みゆきの直木賞受賞作を、尾道三部作で有名な大林宣彦が映画化した作品。
 独特の作風で、映像化は不可能とされた作品の映像化だったので、期待半分といった気持ちで観ました。何せ、宮部作品では、以前、模倣犯でがっかりさせられた苦い記憶がありましたので。

 小説は、ノンフィクションのドキュメンタリー形式で、書かれている。これが映像化を困難にさせている要因。かつ、出演者が多いという点も、映像化を躊躇させてきたものだった。
 
 大林監督は、この映像化困難を逆手にとって、セミドキュメンタリー形式で、原作を忠実に映像化させた。
 そう、ビジュアル小説というべき感じだ。

 それでいて、随所に、大林監督らしい映像表現があった。
 
 サスペンスというより、ファンタジー映画を見たような感覚になる作品だった。