夫まさの膵臓がん闘病記録とその後

夫まさの膵臓がん闘病記録とその後

夫まさは2019年に膵臓がんの手術をし、2022年に他界しました。
闘病記録の予定が、その後のいろいろになってしまいました。

Amebaでブログを始めよう!

前回の記事は、夫との思い出が湧き出てきて止まらなくなったので、その気持ちを我が家の猫に聞いてもらったというものでした。

 

これ、カウンセリングで気持ちを軽くする方法です。

 

 

・何かに向かって声に出す

 

・気持ちを言う

 

こうすると、感情を外に出して落ち着けます。

 

 

 

 

いっぱいいっぱい出てきた気持ちって、出し切っちゃわないと無くならないんです。

 

切なさが溢れて涙を拭いながら、どうしようと見た先に、のんびりと椅子に寝そべるうちの猫がいました。

 

これだ! と、猫に向かってずーっと話しかけました。

 

不思議と、うちの猫も最後まで付き合ってくれました。

 

 

 

 

一人だと、頭の中で言うだけで終わりがちです。

 

口に出すになっても、独り言で自分に向かってブツブツと言います。

 

そうするとね、思ったこと言ったことはあなたに返ってきてしまうのです。

 

 

何かに向かって声に出して言うと、それはあなたから出て行きます。返ってきません。

 

対象があるので、言った満足感があります。

 

 

その対象って、なんでもいいんです。

 

ぬいぐるみでもアクリルスタンドでも、パソコンやスマホの推しの画像でも。

 

ペットボトルだって、O.K.です。

 

あなたが、これに向かって喋ると思えるものならなんでもありです。

 

 

 

もう一つ、気持ちを言うについて。

 

 

愚痴をこぼすときって、あんなことがあったこんなことがあったと、起きたものごとについて話すのが多いです。

 

それだとすっきりしないんです。

 

同じ話をぐるぐると繰り返します。

 

 

あんなことがあって、私は腹が立った。こんなひとがあって、私は悔しかった。

 

そんな気持ちを口にすると、その腹が立つ気持ちや悔しい気持ちは、それで昇華されていきます。

 

聞いてもらったので、満足できたのです。

 

 

悲しい気持ちも一緒です。

 

あそこでこうして遊んだね。あのときは楽しかったね。今は、あなたがいなくて寂しい。

 

これからあそこもここも二人で訪ねる予定だったのに、あなたがいなくなってしまったから、一人で行かなくてはならなくなった。悔しい。

 

懐かしい思い出への切なさ、予定を反故にされた悔しさ、大切なパートナーを失った悲しさ、そんなのをみんな、何かに向けて吐き出します。聞いてもらいます。

 

 

そうすると聞いてもらった満足感で、切なさも悔しさも悲しさも、みんな小さくなっていきます。

 

そうだよね、私、切なかったんだ。悔しかったんだ。悲しかったんだ。

 

だんだんと過去のことになっていきます。

 

 

 

久しぶりに溢れ出た感情に、

 

・何かに向かって話をする

 

・感情を訴える

 

この二つをして、気持ちは落ち着きました。

 

 

 

このブログを読んでくださっている皆様、闘病中の方やご家族の方、残念ながらお一人になってしまわれた方、悲しみを抱えている方々がいらっしゃいます。

 

悲しみも、怒りも、悔しさも、苦しさも、こうやって吐き出してください。

 

一人で抱え込んでいるのは辛すぎます。

 

誰かに言うのは忍びないと思われれば、物に対して話しかけてください。

 

それでも、あなたの気持ちは楽になります。

 

 

 

 

image

 

テレビの音楽番組でユーミン(荒井由美)の「ひこうき雲」が流れました。

 

夫の好きだった曲です。

 

一緒に歌っていたら、ポロポロと涙がこぼれて涙声になってしまいました。

 

 

その後、テレビで思い出の話になり、ふっと大学時代に夫のバイクの後ろに乗せてもらいタンデムしたことを思い出し、また泣きました。

 

 

 

 

先日読んだ「小説ワンダフルライフ」では、死者は思い出をひとつだけ死んだあとの世界に持っていくことができます。

 

私は何を持っていくのだろうと考えていました。

 

どうも結婚前か後かわからないけれども、夫との思い出なことは確かなようです。

 

 

40年以上、人生の2/3を一緒に過ごしてきたのだものね。

 

二人三脚で。

 

 

 

 

なんかね、誰かに夫との思い出を延々と聞いて欲しい気持ちです。

 

 

 

 

そう思ったら、目の前に猫。

 

我が家の猫が、お話聞いてくれました。

 

 

ありがとう。

 

聞いてもらえるって、幸せ。たとえ猫でも。

 

 

 

 

image

 

最後の別れを思い出しました。

 

最後の麻酔の注射を打つ前に先生が待ってくれて、夫と抱き合って最後の別れをすることができました。

 

このときまで、夫は意識がありました。

 

 

 

できるだけ一緒にいたかった。

 

そのための自宅での緩和ケアでした。

 

病院にいるときよりも遠慮なく、家族の時間がとれました。

 

 

 

ちょっと前までは、最後は病院で迎えるのだと考えていました。

 

今はいろいろな選択肢がありますね。

 

ありがたいことです。

 

 

 

当時のことを思い出したら、うるうるしちゃって目が真っ赤になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

image