森田映画的要素
三沢和子氏によると、それは
大胆にして遊び心に富んだ音楽的な編集センス
生粋の東京っ子ならではの粋で風通しのいい人間観
無機的とされた景色に豊かなニュアンスを見る独自の美意識
鋭い言語感覚が生み出す飄々としたユーモア
衣食住描写、色彩、字幕を含めた文字の現れ方など、あらゆる画面情報に対する徹底したこだわり
意外な角度から時代の先を見据える知的感覚
演者からそれまでと違う表情を引き出す意表を突いたキャスティングと演出
とのこと。難しい(笑)。
「海猫」「わたし出すわ」「サウスバウンド」「黒い家」「39」「未来の思い出」
数え上げたらいくつもあがるフェイバリット森田映画。
その頂点は、自他ともに認める「家族ゲーム」、そして次点「それから」。