三つ子的評価 ☆☆☆☆
[書評]設問シーンだけでも買う価値アリ
本当は☆4.5コあげたい
しかし刊行ペースが遅い為、正直前の話を忘れちゃいます
しかもかなり複雑な話だから尚更です。
かなり深いです、ジョバンニの設問シーンのみでも買う価値アリです
チェーザレの設問は神学論より統治論に他なりません
テーマは「キリスト教では金貸しと利鞘が卑しいとされるが、それは是か」というモノ
これをメディチ家(銀行業)の御曹司ジョバンニ君に聞く訳です
ジョバンニ君は大学卒業後 枢機卿になるお方(ネタバレだが後にローマ法皇になる)
ローマ法皇や枢機卿は神のしもべであると同時に巨大なカトリック教会のトップであり イタリアを始め各地に領土と諸々の収入源を持つ国家の為政者でもあります
つまり世俗にまみれる訳です
ルネサンスみたいに発達した社会では、もはや金融抜きでは社会が廻りません
ソレを説いている訳ですね
チェーザレ「金利をとるのは卑しくないか」
ジョバンニ「創世記にある様に我々も働いて食わなければなりません」
チェーザレ「しかし銀行はボロ儲けをし、浪費しているぞ、明らかに喰う以上の生活だ」
ジョバンニ「各地に建築をする事で素晴らしい文化財を作り、職人に雇用を提供しています」
チェーザレ「なるほど、、、しかしソレは統治とはバラマキに過ぎないという訳ではないか」「バラマキに頼る統治は堕落ではないだろうか」
となる
オチはあえて書きません
コレをみると明らかに統治論だし、古代ローマの堕落をどうおもうか との問いのようにも思われます
キリスト者として、統治者として ジョバンニ君は何を言うべきだろうか
この点が素晴らしかったです。
また他の教授の設問も厳しかったです
「統治権は貴族に委ねるべきか」とか
「より優れたモノが統治すべき」というのは共和政のフィレンツェでも勇気のいる発言
教授「しかし、人間の魂は精子による」「つまり高貴な魂は遺伝するのでは?」
コレは手厳しい
ジョバンニ君の母親は貴族(オルシーニ家)だが 父親はメディチ
元を糾せば成り上がりの平民
「お前に貴族の高貴な遺伝子が流れてない」と言わんばかりの態度です
いや 父親の方が大人物なんですけどね
[書評]設問シーンだけでも買う価値アリ
本当は☆4.5コあげたい
しかし刊行ペースが遅い為、正直前の話を忘れちゃいます
しかもかなり複雑な話だから尚更です。
かなり深いです、ジョバンニの設問シーンのみでも買う価値アリです
チェーザレの設問は神学論より統治論に他なりません
テーマは「キリスト教では金貸しと利鞘が卑しいとされるが、それは是か」というモノ
これをメディチ家(銀行業)の御曹司ジョバンニ君に聞く訳です
ジョバンニ君は大学卒業後 枢機卿になるお方(ネタバレだが後にローマ法皇になる)
ローマ法皇や枢機卿は神のしもべであると同時に巨大なカトリック教会のトップであり イタリアを始め各地に領土と諸々の収入源を持つ国家の為政者でもあります
つまり世俗にまみれる訳です
ルネサンスみたいに発達した社会では、もはや金融抜きでは社会が廻りません
ソレを説いている訳ですね
チェーザレ「金利をとるのは卑しくないか」
ジョバンニ「創世記にある様に我々も働いて食わなければなりません」
チェーザレ「しかし銀行はボロ儲けをし、浪費しているぞ、明らかに喰う以上の生活だ」
ジョバンニ「各地に建築をする事で素晴らしい文化財を作り、職人に雇用を提供しています」
チェーザレ「なるほど、、、しかしソレは統治とはバラマキに過ぎないという訳ではないか」「バラマキに頼る統治は堕落ではないだろうか」
となる
オチはあえて書きません
コレをみると明らかに統治論だし、古代ローマの堕落をどうおもうか との問いのようにも思われます
キリスト者として、統治者として ジョバンニ君は何を言うべきだろうか
この点が素晴らしかったです。
また他の教授の設問も厳しかったです
「統治権は貴族に委ねるべきか」とか
「より優れたモノが統治すべき」というのは共和政のフィレンツェでも勇気のいる発言
教授「しかし、人間の魂は精子による」「つまり高貴な魂は遺伝するのでは?」
コレは手厳しい
ジョバンニ君の母親は貴族(オルシーニ家)だが 父親はメディチ
元を糾せば成り上がりの平民
「お前に貴族の高貴な遺伝子が流れてない」と言わんばかりの態度です
いや 父親の方が大人物なんですけどね