三つ子的評価 ☆☆☆+☆×0.5(☆3.5コ)
[書評]踊らされてるのも 随分前から分かっていて それでも それでも
なんかback number「青い春」の歌詞を連想させる本です
本書のテーマは極めて明快です
国際金融のトリレンマという命題があります
資本移動が自由なグローバル経済において
A)固定相場制
B)金融政策の自由
の片方を犠牲にしなければならない、というモノです
現日本銀行総裁の著者は「アジアにおける通貨統合」という形でA)を実現しようというモノです
つまりB)を犠牲にする訳です
裏を返すと日銀なんて最後の貸手機能と統計以外要らない という事です
何たる皮肉だろうか、、、、、、、
さて何か書きます
既存のグローバル経済は基軸通貨を必要とします
英語が話せれば世界中と取引できるのと同様 ドルがあれば世界中と貿易や投融資ができるからです
それには世界中人々が英語が話せるのと同様に、世界中の人々が一定以上のドル保有が必要になります
つまり アメリカは「貿易赤字の対価としてドルをばらまく」必要があります
言い直すと グローバル経済には基軸通貨が必要であり、ドルが基軸通貨である為にはアメリカは経常赤字を流し続ける必要がある訳です
しかし慢性的な経常赤字国の通貨が何時までも信任を維持できるのだろうか?
つまり やがてドルの信任がなくなった時 グローバル経済が破滅する訳です
回避するには 基軸通貨を経常赤字を伴わない形で供給する必要があり、それこそアジアにおいて通貨統合 という訳です
しかし問題があります
通貨統合は 金融政策の自由を奪います
つまり 各国は適切な金融政策が出来ない訳です
これはユーロ圏で火を噴いたのは記憶に新しいトコロです
さらに複数の国々の協調はリーダーシップの問題もあるでしょう
アジア共通通貨がありアジア共通の金融制作があったとして日中印が協調し迅速な意志決定が出来るとは考えにくいでしょう
過去を乗り越えたというヨーロッパですら、ギリシャはドイツに反感をもち今更ながらナチスのギリシャ侵攻を持ち出して来ています
本署が書かれたのは04年、EUが東方に拡大し 南欧諸国が奇跡的な経済成長を実現していた頃の話です
現在ではA)とB)ではB)を選ぶ方が正しかったといわざるえないでしょうね
しかし トリフィンのジレンマに頼ったグローバル経済が無問題でもなく、やがて破滅する因子があるのも事実
さてどうしたモノでしょうか?
弊害も問題点も全てわかっていて 「それでもしなければならない」という点が青い春を連想させたのかも知れません
いやさっきまで聞いていたダケでしょうけど、ね
♪教えられたものだけじゃ いまいち完成しないんだ
計算は合ってるはずなのに 型にはめ込まれたって
きしんだレールの上だって 負けじと明日へと向かう
世界経済そのものではないでしょうか?
答え行きの船なんてきっとないと思いますよ
明日はどっちだ!
[書評]踊らされてるのも 随分前から分かっていて それでも それでも
なんかback number「青い春」の歌詞を連想させる本です
本書のテーマは極めて明快です
国際金融のトリレンマという命題があります
資本移動が自由なグローバル経済において
A)固定相場制
B)金融政策の自由
の片方を犠牲にしなければならない、というモノです
現日本銀行総裁の著者は「アジアにおける通貨統合」という形でA)を実現しようというモノです
つまりB)を犠牲にする訳です
裏を返すと日銀なんて最後の貸手機能と統計以外要らない という事です
何たる皮肉だろうか、、、、、、、
さて何か書きます
既存のグローバル経済は基軸通貨を必要とします
英語が話せれば世界中と取引できるのと同様 ドルがあれば世界中と貿易や投融資ができるからです
それには世界中人々が英語が話せるのと同様に、世界中の人々が一定以上のドル保有が必要になります
つまり アメリカは「貿易赤字の対価としてドルをばらまく」必要があります
言い直すと グローバル経済には基軸通貨が必要であり、ドルが基軸通貨である為にはアメリカは経常赤字を流し続ける必要がある訳です
しかし慢性的な経常赤字国の通貨が何時までも信任を維持できるのだろうか?
つまり やがてドルの信任がなくなった時 グローバル経済が破滅する訳です
回避するには 基軸通貨を経常赤字を伴わない形で供給する必要があり、それこそアジアにおいて通貨統合 という訳です
しかし問題があります
通貨統合は 金融政策の自由を奪います
つまり 各国は適切な金融政策が出来ない訳です
これはユーロ圏で火を噴いたのは記憶に新しいトコロです
さらに複数の国々の協調はリーダーシップの問題もあるでしょう
アジア共通通貨がありアジア共通の金融制作があったとして日中印が協調し迅速な意志決定が出来るとは考えにくいでしょう
過去を乗り越えたというヨーロッパですら、ギリシャはドイツに反感をもち今更ながらナチスのギリシャ侵攻を持ち出して来ています
本署が書かれたのは04年、EUが東方に拡大し 南欧諸国が奇跡的な経済成長を実現していた頃の話です
現在ではA)とB)ではB)を選ぶ方が正しかったといわざるえないでしょうね
しかし トリフィンのジレンマに頼ったグローバル経済が無問題でもなく、やがて破滅する因子があるのも事実
さてどうしたモノでしょうか?
弊害も問題点も全てわかっていて 「それでもしなければならない」という点が青い春を連想させたのかも知れません
いやさっきまで聞いていたダケでしょうけど、ね
♪教えられたものだけじゃ いまいち完成しないんだ
計算は合ってるはずなのに 型にはめ込まれたって
きしんだレールの上だって 負けじと明日へと向かう
世界経済そのものではないでしょうか?
答え行きの船なんてきっとないと思いますよ
明日はどっちだ!