なんだろう?

オイラは「日本の基幹産業であり、大企業と言えど、ステークホルダーの信用なしには立ち行かない」って事だと思った

実は電力会社は経営分析上 いくつか問題がある
・「地域限定」故、地域の経済がダイレクトに成長と比例する
もっと言えば自動車や精密機械のように「成長する海外市場に参入する」という選択が取れない
そして 日本(を含む先進国)がダイナミックな成長期待は難しい

・装置産業故、莫大な設備投資が要る
故にROAはどうしても低めになるし、莫大な借入金が前提となる
利払いが経常利益を圧迫し、返済がキャッシュフローを脅かす

・公共的な財故 莫大な利潤は見込めない
実際 電力会社の経常利益率は震災の影響抜きにしても△1~5%程度、世間で思われている程安定もしてはいない

つまり 成長性に乏しく莫大な負債と利払いを抱え、利潤も(悪くもないが)ずば抜けていい訳でもない

なら何故、電力会社は今まで高い信用を得ていたのか?
・人々が「電気を使わない」生活が 現代近未来において考えられない 以上、比較的安定した営業キャッシュフローが期待できる
・電力会社は国の根幹であるため、「国や地域が潰さない」と期待されている
・皆が「潰れない」と期待している

などでしょうね
つまり、「信用」されている事が莫大な借財や利払いを可能にしてきた と言えるでしょう。

結局 電力会社最大の財産は原発でも送電線でも 病院や都内の一等地でもなく「信用」だった、と言う事でしょう
その「信用」を原発事故と原発停止が木っ端みじんに吹き飛ばし、それが借財への抵抗力、安い利払いを不可能にし、利払いに耐えられない可能性がさらに信用を落とす という悪循環に陥ろうとしている
もちろん政府も公的資金注入はする、が 賠償問題 原発の代替費用の前に「充分な支援」が可能かと言えば 楽観はできない

つまり 東電から学ぶべき事、それは「信用無くしては、優良巨大企業すら立ち行かない」という現実だった とオイラは思っている

コレは示唆に富んだ内容だと思っている
何故なら 現在の先進各国政府の財政もまた「莫大な借財を、相対的に高い信用により支えている」という現実があるからだ
その筆頭は我が日本なんだけど ね

信用、ソレは難しい問題だ
失うには早く 獲得するには莫大な月日がいる
失うには容易だが、獲得するには余りに困難、、、、、な上、具体的に何をすればいいのか がわからない

つまり 国の財政問題とは「いかに信用を獲得するのか?」という事になってくる と思っている