最近話題の円高ネタ

個人的に注意したいのが「円高で中小企業が大変だ」なんて書き方。
何故なら「何故円高で大変なのか」とは触れていないからだ。
例えば
輸出企業なら「円高で北米市場で韓国勢に苦戦を強いられて大変」
サービス業なら「お客の輸出企業従業員の消費が減って大変」
内需系なら「安い中韓製品が流入して大変」
といくつかシナリオがあるからだ。
シナリオが違えば傾向と対策も違ってくる。

分析とは 物事を「分」けて解「析」する事に他ならない訳やね。

では本題
実は実効為替レートでみればまだ 円安水準だったりする。
BISによれば現在ですら01年7月の為替より9%安い
また輸出品の購買力平価でみれば、1ドル=65円 程度だったりする。http://www.iima.or.jp/research_gaibu.html

どーいう事かと言えば米国でインフレが起きた結果 ドルが安くなったからだ
注意がいるのは日本がインフレになっても輸出は別に増えない点だ
何故なら その分生産コストが高くなるからだ。

若干ズレた
では問題は何処にあるか?
実は米国はインフレ気味だ。
だが全ての製品がインフレかと言えばさにあらず
10年前と比較すれば。。。。。

全体の物価上昇 +21%
サービス業 +23%
非耐久財 +26%
耐久財 ▲10%

つまり「日本の輸出品分野だけデフレしています」となる
最たるモノはテレビ(▲83%!)

だから企業が海外行きます、なんていってもよく見ると食品やサービス分野が大きいと思うよ

そしてこのデフレってる世界で韓国が台頭しつつある
少し乱暴だけど マーケットが小さくなりつつある分野で新興国が伸びつつあるのが現状なんだ

結論:「中小企業が大変」「町工場が大変」というなら、まず「何故大変か」を考えてみるべき

内需系メーカーが大変だ 米国でデフレのせいで、なんて訳わかんない文書書くハメになりまっせ

なお この文章はダイアモンド誌の加藤出氏の記事をまんまパクりました