原発の是非論を巡るとき必ず出て来るのが「原発のコストパフォーマンス」の話
要は「原発は火力に比べてお安いから、日本の産業界の為にも原発は必要」という考え
一方反対派はそのコストが火力に比べお高い と主張する

はっきりいって誰もが原発の発電コストについて好き勝手言っている その辺を見てみる

まず結論
火力→燃料は高いが発電所建設費は(相対的に)安い
原発→燃料(ウラン)は安いけど発電所建設費は割高

といえる
原発1基(発電能力100万kw)が3000億円といわれるhttp://tegaminikki.blogspot.com/2011/04/1003000.html
そりゃ日立も東芝も目の色変える罠
つまり「1kwあたり建設費」は30万円といえる

一方火力
http://hime.tenkomori.tv/e6533.htmlによれば 1千数百億円にて225万kwの発電量がある(最先端の設備で、ですよ)
まぁ1kwあたり5、6万円だ

つまり 原発は単純に言えば建設コストに対する発電量が小さい(発電量に対する建設コストが高い)といえる

さて、原発
火力にたいするコストパフォーマンスを訴えるには2つの手法がある
1)長く使い、1年辺りの減価償却費を抑え 発電コストを抑える
2)稼働率を高めて原価を抑える

1)についてはわかりやすい
今回の原発事故でも福島原発は1960年代初頭に建造、つまり築50年という凄まじいシロモノ
http://okwave.jp/qa/q1048144.html
によれば 原発の耐用年数は60年 火力は30~40年との事
まぁソレでも1kwあたりの減価償却費は原発は火力のざっと3倍
なら何処で帳尻をあわせるか、といえば燃料 となる
ウランはその発電量に比して 価格が安い
詳しい計算は誰かしてくれるだろうw(エッセイなんでその辺は簡単に済ます)
一方 火力は高い、火力発電の稼働率を上げれば当然燃料消費が増える
細かい数値は誰かしてくれるでしょうw

結論をかくと
原発→変動費(燃料代)は安いが 固定費(建設費→減価償却費)が高い
火力→変動費)は高いが 固定費は安い

経済的な正解は「原発の稼働率を高くし、(気候や経済事情等による)電力需給の変化には火力で対応する」が正解となる
例えば 電力需要が60~100 となる場合は 60は水力+原発、残りが火力という具合だ

だが問題がある
コレは「原発の稼働率が高ければ」という前提に立っている
実際はあんまし高くない(らしい)

何故なら07年の新潟地震等で原発はバシバシ止まる
おまけに 重要な(危険な)インフラだから メンテや修理に時間がかかる
その間 当然原発は止まるので稼働率が下がる

実はコレがコストに対する評価の分かれ目になる
推進派「理想的に原発が稼動すれば低コストで電力が手に入る」
批判派「現実はそんなに稼動してねーじゃねーかYO」

まとめると、「固定費の大きい原発は稼働率と耐用年数の捉え方でいくらでも経済性を操作できる」という事

だから もし原発のコストに注目したかったら 前提となる数値を見てみるのがいいと思う
特に 稼働率、耐用年数、ウラン価格、石炭・天然ガス価格やね