<その1>フランスの場合
1940年 第三共和政フランスは ナチスドイツにまけた
その後 ノルマンディー上陸作戦に至るまでドイツに占領される訳だが、当然軍隊は経費がかかる
経費はどうもフランス持ちだ
その辺の話
1942年時点でヴィシー政権はドイツに年間1690億フランを支払っていた、らしい
当時のフランスの財政が1470億フランと考えれば凄まじい金額とわかる
さて コレは現在ではナンボだろうか?
当時のマルク:フランレートは 1:20
コレはナチスドイツによる公定レートで戦前は1:12 だそうだ(意図的にフラン安にしてフランスの産品を買い叩いた訳だ)
ここでは両論併記を採用する(括弧内が戦前レート)
・1942年当時のフランス支払
84.5億ドイツマルク(140.8億ドイツマルク)
有名なドイツフォルクスワーゲンタイプ1、所謂ビートルが1000マルク、今の小型車が80万円ぐらいなら1マルク=現在の800円位だろうか
さらに当時の為替レートは1円=0.581マルク
当時の1円は現在の1200円程だそうだ(コレは米価を基にしました)
これなら1マルク=現在の700円、程
間をとり1マルク=750円を採用
ならば
1690億フラン=84.5億マルク(140.8億マルク)=63375億円(105600億円)
となる
まぁ感覚的には、7~9兆円 と見ればいいだろうか
1940年当時の日本の国家予算が165億円程(内、日中戦争戦費120億円程度)、今日では19.8兆円位か?非戦費なら5.5兆円位だ
つまりフランスは(乱暴に言えば)日本の経常的な支出の1.5倍から2倍を毎年ドイツに支払っていた訳だ
今 日本がアメリカに納めている思いやり予算が2000億円程度とすれば いかに凄まじいかがわかるだろう
<その2>日本の場合
日本も戦争に負けて、占領軍に占領された
まぁGHQとかやね
当時の駐留経費もやっぱ日本持ち
実はこの時の莫大な経費がインフレに繋がるんだが・・・・まぁ大変な額だったのだろう
実際に日本政府は何度か経費削減を頼んでいる
実際に見てみる
この肩代わり分を終戦処理費という
ウィキペディアに子細があるが、1946~52年までに だいたい一般予算の1~3割を占めている
コレは今日の社会福祉関連の支出とあまり大差がないだろう
コチラhttp://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/019/syuh/s019001.htmには7年間で47億ドル、とある
当時は円は凄まじい為替変動に晒されていたので 計算にはドルの方が適切だろう
では見てみる
アメリカもやっぱしインフレだったりする
1967年の物価を100とした時 46~52年で指数が 56~80と変動しているhttp://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/Economy_of_the_US/03.htm
ならば平均をとれば65くらいか
さて09年の値は683とある、つまり当時から現在までドルの価値は10.5倍に毀損している事になろうか?
ならば当時の47億ドルは今日の493億ドル程度だ
コレを今日の購買力平価で考えれば、1ドル=120円程度だから(ソースはウィキ) ざっと6兆0639億円、年平均だと8663億円程度となる
一見すると大した事がないように見える
だが当時の日本のGNPはミツゴ推定960億ドル(人口8000万人×1人頭GNP1200ドルと計算)
第二次大戦は日本のGNPを戦前の半分にしちゃったんだな
コレを今日物価に置き換えると だいたい12~15兆円くらいだ
その中で8600億円というのは決して小さくはなかったと私は思う
実際に小さくはなかったんだけど
<その3>自由惑星同盟の場合
チャーチャチャチャ チャーチャチャ~ ハイ銀河英雄伝説です
飛び立つガイエ!
銀河帝国に城下の盟を誓わされた自由惑星同盟は、領土の割譲 軍備の制約に加え 帝国に賠償金(安全保障税)を支払われる(バーラトの和約)
その額 年間1兆5000億帝国マルク!
ここでは帝国マルクの価値と自由惑星同盟への経済的な負担を考えてみる
先ずは帝国マルクの価値
コチラに素晴らしきサイトがある 先行研究というヤツだ、まんまパクってもいい位だ
でも流石にアレなんで
帝国軍の曹長の給料が月額2840帝国マルクとある
我々の感覚なら1帝国マルク=100円 で構わないと思う
帝国という国は、ワープ航法や核融合炉なんか凄まじいハイテクがある一方で 貴族制や農奴制が現役で活躍中のイビツな国だったりする
普通 農奴制は経済成長で淘汰される、何故なら農奴をコキ使うより 機械や技術を使った方が安上がりだからだ
逆にいえば農奴が現役の国は そういうモノがないような国だといえる、、、、キタの国とか
キルヒアイスのパパ(小役人)の給料が4万帝国マルクなあたりからも だいたい1帝国マルク=90~110円 で構わないと思う
さてコレで自由惑星同盟の安全保障税が年間1350000~1650000億円相当とわかる
さて同盟人口は130億人、つまり1人あたり負担額は10385~12692円、つまり年間1~1.3万円程度だと言える
仮に同盟の経済水準が日本と同レベルだとすれば かなりお安い計算だ(総生産の0.3%程度)
参考程度に言えば日本国民1人当たりが負担している防衛費が34000円ぐらい
OVA版にはフェザーンが確か同盟が総生産の20%だったかを 戦争に注ぎ込んでいるとかなんとか言っていたな(詳しい数値は失念)
僅か GDPの0.3%で平和が買えるなら物凄く安い、歴史上例がないくらいだ
逆にいえば同盟がそこまで追い詰められていたとも言える
成人死亡原因No1が戦死で 街には戦災孤児が溢れて(トラパース法参照) 戦争に資源を突っ込み過ぎたせいで 社会インフラがガタガタな国だ
オマケに戦時国債の利払いやら同盟軍人の年金や恩給だってあるだろう
1人あたり1万円強しか「払えない」可能性が大いにあるんだ
そこでさらに見てみる
帝国:同盟:フェザーンの国力(経済力は) 48:40:12
一方人口は 250億:130億:20億
これは1人あたりの経済力を 帝国が1とすれば 同盟が1.6 フェザーンが3.125となる
つまり 1人あたり総生産は 帝国:同盟:フェザーン=1:1.6:3.125と推定が出来ようか
仮に前近代国家ゴールデンバウム朝銀河帝国の1人あたり総生産を100万円としてみる
ならば同盟のソレは160万円、同盟GDPは20800兆円となる
戦費抜きの同盟政府の公的負担率を10%とする
コレは戦費 社会保障 地方財政(同盟は地方自治権が強い)抜きで考えればまぁ妥当ではないだろうか(ローマ帝国がそんなモノと聞いている)
ならば同盟の国税は2080兆円だ
次に莫大な戦時債の利払い
仮に戦時債がGDPの1.8倍、利率3%と仮定
国債費はざっと1123.2兆円となる
さて残り956.8兆円から150兆円を捻出しなければならない となる
おそらく 戦時課税を利払いと安全保障税に切り替えたのではないだろうか
或いは帝国がフェザーン自治政府の債権を事実上放棄したとか