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ミツゴ評価 ☆☆☆☆
<書評>年金ネタ
半分は年金ネタ
まずは「影の銀行」について
銀行は規制でがんじがらめである、これについては(是非はともかく)否定の余地はない
何故なら銀行のお金は人から預かったお金であるから 故に賭博的な運用が許されないからだ
よく「銀行は国債買え」と言う人間がいるが、国債が変額商品である以上は 値下がりリスクがあり、自己資本による縛りが発生する
故に 例え国債であってもレバレッジには自ずと制約が加わる
だが リスクとリターンが比例する以上は利潤獲得のためにある程度のリスクテイクを許す土壌は確実にある、あるいはリスクを移転(ごまかす)部分も、だ
影の銀行、とはまさしくソレだ
例えば 住専なんてそう(といっても若い人にはわからないだろうな:バブル期にあった住宅ローン貸付のノンバンクの事、バブル崩壊で大変な事になる訳だが)
わかりやすく言えば 迂回融資だね
そういう時 問題になるのが サブプライム問題に代表される金融危機の時だ
投資の失敗を誰が責任を持つか?という話
ヘッジファンドか銀行か?となるが、自己資本の少ないヘッジファンドには損害をカバー仕切れないだろうし 銀行が負担すれば金融システムがグダグタになる事は目に見えている
我々はしばしば ヘッジファンドを目の敵にする、まるでアメリカ市場主義の権化、リバタリアリズムが服を着て歩いているかの如く取り扱う
が、なんのことはない 彼等に資金提供をしていたのは誰もが知っているような大銀行であった
銀行筋からすればヘッジファンドの高い利回りが魅力であったし、また格付け会社がヘッジファンドへ高い格付けを与えていたから 投資しやすかった事もある
あー なんか文章がグダグダになってきた
本書の魅力の1つには 高度成長期の金融事情に触れられている点だと思う
例えば 銀行が急に資金が用入りだとする
普通は銀行間の融通なんかするんだが、昔は得意先を回って 融資をお願いしていたんだ!(ポジション集金)
なんか書評に切れがないな、困った
まぁアレだ 銀行の迂回の話やね
はっきりいってかなり難しい部分がある
だが1度くらいは読んどいても損はないんじゃないかな
