ミツゴ評価 ☆☆☆☆+☆×0.5(☆4.5コ)
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バブル経済に躍らされ、不良債権の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは、実は何なのか。
身近なたとえ話からキャッシュベース、採算向上、透明な経営など七つの原則を説き明かす。ゼロから経営の原理と会計を学んだ著者の改心作。
<書評>企業経営は在庫と設備投資との戦いなり!
今でこそメジャーになったが キャッシュフロー経営の本である。
わかりやすく言えば、「現金重視」やね。
コレは簡単なようで難しい
何故なら 最新の設備は 沢山ゼニを産むけど高い!(リスキーとも言う)
キャッシュフローを重視すれば当然、その辺の設備投資に二の足を踏みがちになるからだ。
また この人 税金が嫌いなのもよくわかった
何故なら 税金とはキャッシュフロー流出の最たるモノだからだ、仮に貴方が1億円稼いで、全額を設備投資に廻したとしよう
貴方の財布に1円もない訳だが、税金はカッチリ4000万円取られる、無ければ借りろ、と 江戸時代の代官並である
「モノ(資産)を買う」という事は、「モノ(資産)価値が低下する」というリスクとお付き合いする、という意味である
銀行があまり資産へ投資を望まないのもこの辺のリスクと付き合いたくはないからである(リスクマネジメントが下手くそ、なんて言われるが)
京セラの主力の半導体も同じ、サムスン電子のイコンヒ会長の持論に「半導体=刺身(足が早い)」とある
だから 傷みやすい在庫や設備を毛嫌いし、「安いから」といって大量調達を毛嫌いする。
が、欲を言えば この人「結果はソレでよかった」と書いてはあるが 逆に、「大量調達しとけばよかった」なんて部分も書いては欲しかった
経営とはリスクとの戦いでもある、虎穴入ずんば、でもある
その辺のマネジメントも1流経営の腕の見せ所でもあるから、見たかったな というので☆×0.5マイナス
ただ、こうして見ると朧げながらJAL再建案が見えてはくる
おそらく、大型設備(ジャンボジェット等)の削減や正社員の間接部門(事務系など)の削減、キャッシュの獲得に銀行融資の繰延返済による利払いによるキャッシュ流出防止
おそらく (利潤を産もうが)可能な限りのダウンサイジングを図るんじゃないだろうか、そう思った
