<問題>パッキー、ラッツ、ボタスキー、チコ は1~13まで書かれたカードをそれぞれ持っている

詳しくみると
・パッキー
カードは4枚
すべて奇数

・ラッツ
カードは4枚
うち 1枚は「13」
数字の合計は38

・ボタスキー
カードは3枚
うち 1枚は「1」
数字の合計は 21

・チコ
カードは2枚

さて この中で確実に言えるのは どれ?
1)パッキーは「7」のカードを持っている
2)パッキーは「9」のカードを持っている
3)ラッツは「6」のカードを持っている
4)ラッツは「9」のカードを持っている
5)チコは「6」のカードを持っている

これも公務員問題 まぁこのblogで皆様の人生が少しでも広がれば なんて思いも少しだけあります
たんにパズル好きを自慢したいのもありますが


<解答編>
まずわかっているデータを洗い出します
1)パッキーが奇数を4枚持っている+ラッツは「13」をボタスキーは「1」を保有
→パッキーの手札は奇数 3 5 7 9 11 うちの4枚
そして ラッツ ボタスキー チコへ渡るのは残り1枚

2)ラッツは 13を保有+ラッツの持ち札は4枚+ラッツの持ち札合計は38
→ ラッツは13 意外の持ち札3枚□ □ □ の合計は 38-13=25である
25は奇数だから 足し算で奇数になるのは 奇+奇+偶 or 奇+偶+偶
しかも 1)でフリーの奇数5枚の内 4枚はパッキー保有となるため ラッツの手札は奇+偶+偶=25 となる

3)ボタスキーの持ち札は3枚+そのうち1枚は「1」+持ち札合計は21
→ 「1」以外のボタスキーの持ち札 □+□=20 となる
また 奇数カードがパッキーとラッツが消費している以上 ボタスキーの持ち札は 偶+偶=20 となる
さらに偶数(2、4、6、8、10、12)のうち、□+□=20になるのは8+12のみ
従って、ボタスキーの手札は(1、8、12)であり、フリーな偶数は(2、4、6、10)

さて<本題>

まず、「確実に言える」を証明するには「確実に言えない」を否定 してみせる事です(排反事象、だったかな)

だから「パッキーは7を確実に持っている」を証明するには 「パッキーは7を確実には持っていない」を否定する という事、つまり「パッキーは7なしでも成立する」事を示せばいいです

では1つずつやって見ましょう
1)パッキーは確実に7を持っている
→(パッキー以外で奇数をもつ)ラッツは7を持っているの否定
ラッツの持ち札
7+□+□=25、□には偶数(2、4、6、10)が入る
□+□=18 だが、偶然(2、4、6、10)のうち 成立する選択はない
よって
ラッツは7を持てない→パッキーは7を持つ
で成立

答えは「1」


では味気無いので他も見てみましょう

2)パッキーは9を持つ
→ラッツは9を持つを否定
ラッツの持ち札 9+□+□=25 □+□=14
□は偶数(2、4、6、10)より
□には(4、10)で成立してしまう
よって
ラッツは「9」を持ちうる
→パッキーは「9」を持たない

よって不成立


3)ラッツは6を持っている
→ラッツは6を持たない の否定
反例・ラッツの持ち札(11、10、4)
よって不成立


4)ラッツは9を持つ
→ラッツは9を持たないの否定
反例 ラッツの持ち札(11、4、10)
よって不成立


5)チコは6を持っている
→チコ以外は6を持てない

反例 ラッツ持ち札(6、9、10) よって不成立



まぁ こんな感じ

コレは 私がいかにわかりやすく文をかくのかという練習でもある