昔 金沢出身の料理漫画家 土山しげるは「土地の豊かさとお節の内容は反比例する」と言っていた。
つまり 豪華なお節料理を食べたがる連中は貧乏だと言う意味である
コレは本当かどうかはわからない、が 正月とは古代では「冬の終わりと春の始まり」という意味があった
現在でも 正月を新春というのはその名残(古代では季節の替わり目を、季節のピークを境に考えていた、例えば秋の始まりは現在では涼しくなる9月だが、当時は「涼しくなりはじめる」8月頭の立秋である)
つまり 土地の貧しい=気候が厳しい 土地程 春を待ち焦がれ その到来である正月を派手に祝うのではないか と私は思っている 根拠はないが。
因みに我が家のおせちは 雑煮にカズノコ 黒豆 ゴマメとスタンダードモデルである
雑煮は餅と三ツ葉オンリーとシンプルである
富山西部は豊かな土地なのかな?まぁ昔は「加賀百万石」の領土だった訳でそれなりに発展した訳だが
だから デパートのおせちなんか見ると 正直「なんでこいつらこんなに張り込む」と思ってしまう
別に無理して正月に伊勢エビやキャビアを食べる必要があるのか?と思うよ、別に何か言われがある訳ではないんだし(因みに、カズノコはタマゴ=子宝や家産の増加、コンブは喜ぶ、から来ているらしい)
で 写真は「美味しんぼ」20巻 真心の正月より
コレは バブル期の料亭が 新作おせちを見せびらかしている場面
ローストダックに蒸しアワビ 伊勢エビのグラタン フォワグラのパテ(トリュフ付き) キャビア カラスミ 牛肉のタタキ アナゴの燻製 生ハム そして熊の掌
正直 悪趣味である、さすがバブル
お値段は30万円ナリ
なんか 軽く貧乏臭さが漂ってくる、成金趣味という訳か
この社長「伝統伝統と言ったって、時代の移り変わりを無視していては仕方ないだろう。伝統だって時代によって変わるんだよ」と発言
つまり 時代が変われば飽きられると言う事か
こういうのを「流行」という 確か元ネタは西鶴か芭蕉
それに対して 伝統を不易(の美)、という
時代を越えて愛されるという事ね
私は正月ぐらいは気張らずのんびり出来ればいいな と思っている
