ジンバブエといえば大変なインフレが有名です。
まぁ調べてもらえればわかりますが 最近では「京」ジンバブエドル紙幣登場とか

そのうち「ナユタ」とか「フカシギ」とか出てきたりして
だがまてよ?普通インフレになる理由はいろいろありますが、某M橋blogでは「モノ不足」が指摘されています。

今回はその辺の考察
まず、物価ってどー決まるか?のお話
貨幣数量説って考え方がありますが、式にすれば
モノの数量×モノの単価=お金の量×お金の回転
って考えです。

例えば 日本のデフレなんかは 消費(お金の量×回転)に対して モノの数量(特に生産能力)が過剰な為 モノの単価が落ちちゃう(=デフレ)なんて説明がされています。
モノの単価が安ければ何故ヤバイかは以前書きましたが(投資意欲がへる→設備や雇用が増えない) まぁ みんなの党なんかが言っている「量的緩和」って「お金の量」を増やして 消費を増やして モノの単価と数量を増やす事が目的なんですよ(モノの単価アップ→収益性アップ→数量アップ→設備投資や雇用アップ)
実現性はともかく

閑話休題 じゃジンバブエはモノ不足なのか?という話
M橋blogではムガベ(ジンバブエ大統領)の失政のモノ不足が指摘しています

それは確実にあります。
ジンバブエはイギリスから独立した国なんですが 当時大勢のヨーロッパ系住人がおり 産業や土地を占拠していました。
ムガムガがしたのはそんな土地を巻き上げて 黒人(自分の支持者限定)への分配なんですが まぁ素人にいきなりの近代農業はムリですわな
結局 農業がマヒ 旱魃も加わりアボーンという訳です

だが まてよ?
本当にモノ不足によるインフレなのか?
コチラのサイトhttp://www.scenfos.com/societyforzimbabwe/weblog/?p=68によれば
・パン 1斤 80円
・牛乳 1パック 100円
・砂糖 1kg 100円
・冷凍食品 6~1000円
まぁ 途上国水準からしたら割高ですが、そんなに高いか?なレベル(冷凍食品は高いかな?よく割引で250円の冷凍マンゴー買うから)
ただし コレ アメリカドルですが(1ドル=100円計算)

ちなみに公務員の月給 100ドル なり

ジンバブエではとうとう、ジンバブエドルが見捨てられ米ドルや南アランドが使われるようになった、と
ただし外貨とアクセス出来る人限定

考えてみれば現在の世界経済で「モノ不足によるインフレ」って考えにくい訳です
何故なら 「通貨が安定している限り」世界中からモノが買える訳ですから(北朝鮮みたいに世界とのアクセスがない国は別ですよ)

じゃ 何が問題か?
通貨の信認が落ちた事、です。
極端な話 モノ不足下にあっても流通システムと通貨の流動性と価値が安定していれば、足りないモノを輸入すれば問題ありません。

まぁ やり過ぎると貿易赤字→自国通貨増刷→通貨信認低下→通貨下落 となります

さて 先程の貨幣数量説参照
モノの数量×モノの単価=お金の量×お金の回転
として 生産力(モノの数量増加力)に限りがある環境で
1)お金の量を増やす
2)かつ モノの数量とお金の回転が固定的
なら モノの単価=物価 が跳ね上がります。

結論は「物価を決めるのは、モノの数量(だけではなく)、お金の量や回転数もあるよ」と言う事

ジンバブエにスーパーK(偽ドル)のプリンター一式持ってけば売れるよ 多分


さて、ニッポン
まぁ デフレの最大の理由は この「お金の回転」が悪い事、金回りが悪いからモノが売れない、だから物価が下がる という事(モノの数量=生産能力が下がれば、資産や人員過剰となり、リストラ→ますます金廻りが悪くなると思われ)