さて後半です
Q バブル崩壊後の日本の経済成長の特徴は?
A まず90年から06年の平均経済成長率は1・3%となっています
前回 経済成長の3大要素を 労働力 資本 技術(技術革新)としましたが それぞれの要素を見てみれば
労働力の貢献 -0・5%
資本の貢献 1・0%
技術革新の貢献 0・8%
となっています。
つまり日本は少子高齢化による労働力の低下を技術革新と設備投資で補って来た!と言えそうです。
Q学校給食は給食費を(払えるのに)払わないモンスターペアレントによって危機に瀕しているの?
A支払われる給食費は年間4210億円 そのうち未納は22億円程度です。
さらに両親の失業等正当な理由があるのは未納全体の42%
つまりモンスターペアレントによる給食への打撃は0・3%程度と言えます
むしろオレが厨房の頃オカズが「ゆで卵のコーヒー煮」なる珍味1コのみ(あとサラダとみそ汁)の方が給食供給者のモラルを問いたい(笑)
Q日本は何故相対的貧困率が先進国第2位と言われるまで悪化したの?
Aまず、2000年のデータをみる限り先進14ヶ国中(G7+デンマーク、スウェーデン、オランタ、ノルウェー、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランド) 相対的貧困率は8位程度、平均値より低めです
しかし税・社会保障調整後で見ると先進国中2位まで悪化します。
Qそれって日本の社会保障が未整備という事ですか?
A問題を抱えているのは事実です
まず 一般に北欧諸国は社会保障に手厚いとの印象がありますが、現役世代との比較で見た日本の公的扶助はデンマークより高く、フィンランドやオーストラリアとも大差がありません(現役世帯100に対してフィンランド58、オーストラリア56、日本54)
日本の場合、公的扶助の恩恵に預かれるのが人口の0・3% 仏2・3% 独5・2% 米10・0% と比べると少ないのが問題です
Qでも その割に日本社会は安定していますよね?
Aこれは三つ子の意見ですが 国の扶助を民間、特に家族がカバーしている様に思います(ここでは一族というべきか)
例えば前回女性の低賃金に触れましたが コレは旦那や親が高い所得を持つ事でカバーしています。
私の住む富山県には砺波という街があります、そこには破産者が殆どいないと司法書士関係の人に聞いた事があります
地方に有りがちな身内の恥を嫌う風土なのは勿論、資産家が多くたいていの借金なら身内でどうにでも出来るそうです
また日本の世帯には高齢者の比率が多く、彼等の多くは年金外の収入がないため貧困とカテゴライズされます
個人的には「格差のない社会」より「貧困のない社会」 皆で年収100万円より 自分は500万円 相手は1000万円の社会がいいです
だから貧困を語るなら相対的貧困率より絶対的貧困率を重視すべきと思います。
一応一問一答方式で書いてみましたが 参考にした原田泰「日本はなぜ貧しい人が多いのか」 もしGWで時間がある方がいればオススメします
コレで1200円は安い!
