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文章を作るのって結構大変なんですよ
そこで中国の不動産バブルに関して一問一答形式で書いてみたいと思います
参考にするのは
金融ビジネス 10年春号
月刊中国NEWS 10年5月号
です
ではいくでゲス

Q 中国の不動産バブルはいつ頃始まったの?
A 08年初頭に不動産価格の上昇率が前年同月比で10%を越えて以来上昇率は年々下がっています
それがプラスに転じたのは09年の3月ですから 09年春頃と言えそうです。

Qどうして急激な不動産バブルが発生したの?
A まず08年に世界的な金融危機が起きて 中国経済にも大きな打撃を与えました。
中国経済は約4割が輸出依存と言われていますが主な輸出先の先進国が経済的な打撃が大きかったからです。
そこで政府は各銀行に「命令」して融資を増やさせ 投資の拡大をさせようとしたからです

Qなんか地方でも不動産バブルがおきているらしいですけど、どんな背景があるのですか?
A この金融危機で地方政府も経済対策が必要なのですが、地方政府は法律(中華人身共和国予算法第28条)で財政赤字や地方債発行を禁止されています
そこで使ったトリックが
1)地方政府と直接関係ない会社(SPC)を作る
2)銀行としては「地方政府の暗黙の保証」がついている為安心して貸出する
3)その会社の収益から負債の償却をする
となります、なんだかJALを連想しますね

Qそれってどれくらいの規模なの?
Aだいたい8000社、金額では5~6兆元、さらに3兆元のコミットメントラインがあるそうです。

Q「暗黙の政府保証」って有効なのですか?
A法的には無効です。
事実かつて地方政府系ノンバンク(ITICs)も破綻した時 海外投資家は泣きをみています

Qなんか怪しそうですが 中国国内に心配の声とかはありませんか?
A勿論あります 例えば3月に温家宝首相が全人代で政府関連債務の管理強化の方針を示しています。

Qこのやり方は地方政府にはうま味がありますか?
Aあります
先程SPCを作ると書きましたが その際に地方政府が持っている不動産を売却します(より正確には土地使用権)
そこに売却益が生まれます。
中国財務部が発表した統計には09年の中国全体の土地使用権の売却収入は1兆4240億元、前年比43・2% です
これは中国の財政収入の21%に相当します。

Q借り手がホクホクなのはわかりましたが 貸手である銀行はどうなのですか?
A自己資本比率が低下しています。
08年末と09年末では 中国工商銀行が 13・06%→12・36%へ 中国建設銀行が12・16%→11・70%へとなっています。
ただし貸出が増えた事で純利益は増えています

Q政府はこの状況をどう思っているの?
A取り締まりたいと思っています
例えば総量規制、つまり銀行の不動産融資に制約を付けようとしています
また個人の住宅譲渡にかんして営業税免除期限を2年から5年へ また5年未満の住宅販売に関して売却益課税を発表しています。

Qぶっちゃけ中国不動産バブルは弾けると思いますか?
Aわかりません
ただ歴史上弾けなかったバブルはありませんし バブルがソフトランディングすることも稀です
ただ日本のマスコミって中国報道に関して偏りがある上 あまりレベルが高くはないんで 正直皆が気付かないうちに嵐が来ていた!なんて事は・・・ありえる