大きめの川を橋で渡るたびに、発作的にスマートフォンを水に投げ捨てたりしないか、不安になる。僕だけだろうか。
他者に対して、わかりあえない、と感じることが増えた。それは僕の周囲にいる人に分からず屋が増えたからでも、僕が他者を理解しようという努力を怠るようになったからでもない。僕が、わかっている振りをするのをやめたからだ。

わかりあえないことは苦痛を生み出すが、悲しむ必要はない。基本的に他者というのはそういうものだからだし、むしろ、それがはっきりするとほっとすることさえある。

本当に悲しいのはわかりあっている振りを続けることだ。
風邪を引いても滅多に熱が出ない体質だ。平熱も低い。が、きのう38度5分の熱が出た。
やたら寒くて立っているのもやっとで食欲も全くなかったのだが、疲れてるんだろうとたかをくくって普通に仕事して、寝る前に体温を測ってびっくりしたのだ。
一晩中汗がダラダラ出てひどく寝苦しかったけど、おれの冷え性の身体も本気を出せばこんなに熱くなるのか、と思うと頼もしいような可笑しいような気がした。

熱は引いて、今日も普通に働いている。滅多に雪が降らない町に大雪が降ったみたいな感じで、久々の発熱はなんだか面白かった。