子どもの頃からひどい方向音痴だ。このあいだ、夜にジョギングをしていたとき、ふと思いついて知らない道に入ったところ、たちどころに迷ってしまった。人通りもないし、もう40分ばかり走っているし、おまけに風が強くて寒い。なんとか人に道を尋ねて事なきを得たのだが、このとき一つ気がついたことがある。走っている方向がわからなくなった途端、それまで気づかなかった疲労が明確に意識され、足が重たくなってしまったことだ。知っている道に戻ったら、また元気になった。目的地がわからなければ、人は走ることはできない。まあ、当たり前のことなんですけど。