コーヒーは基本的にブラックで飲むものだと決めてきたけど、その信念が揺らいできた。苦味が強くてうまいコーヒーに、砂糖をたっぷり入れて飲む贅沢を知ってしまったのだ。カフェインと糖分の相乗効果で、飲んだ瞬間に疲れが吹っ飛ぶ。繊細な味わいを舌で慈しむブラックコーヒーが貴族の飲み物なら、こちらは労働者の飲み物。今の僕にふさわしい。まあいいや。ブラジルでもヨーロッパでも、コーヒーにはミルクと砂糖を入れるのが当たり前だと聞く。ブラックコーヒーという言葉も、日本以外では「ミルクを入れないコーヒー」を指し、砂糖を入れたコーヒーを含むらしい。さようなら、ハードボイルド。飽きるまでのあいだ、しばらく甘党で行きます。