無花果の種を噛み潰してひとり
久しぶりに無花果を食べた。南国風のややグロテスクな果実の色と、素朴で堅実な甘さの組み合わせが楽しい。そして、見逃してはならぬのが微細でもろい無数の種を噛み砕いていゆくはかない歯ざわり。その一つ一つが新たな命の可能性を宿していたのだと思うとおかしいようで不思議なようで、あたりがにわかにしんとする気がする。
無花果の種を噛み潰してひとり
久しぶりに無花果を食べた。南国風のややグロテスクな果実の色と、素朴で堅実な甘さの組み合わせが楽しい。そして、見逃してはならぬのが微細でもろい無数の種を噛み砕いていゆくはかない歯ざわり。その一つ一つが新たな命の可能性を宿していたのだと思うとおかしいようで不思議なようで、あたりがにわかにしんとする気がする。