海の色と思へど熱し夏の天


世界の果てで、空と海とはつながっている。だから、ふたつの青は双子のように似通っているのだ。などと風流な思考を試みたところで、波の死んだ天の海から降り注ぐのは、ただただ容赦のない白日の矢。スーツの背中が焦げつくような、本当の夏が始まった。