白雨に紛れてずるし恋の愚痴
虚子の歳時記を読んでいたら、「七月」の項に出てきた「白雨」という言葉。これで「ゆふだち」、つまり夕立と読むのだそうだ。さっと降りつけ、視界を白く遮るこまやかで激しい雨の様子をうまく表していると思い、面白く感じたので、句に使いたくなった。夕立が隠すのは視界だけではなく、耳も大いに塞ぐ。僕はやったことがないが、それに乗じて恨みのひとつもこぼしてみた男もいるんじゃないか。
白雨に紛れてずるし恋の愚痴
虚子の歳時記を読んでいたら、「七月」の項に出てきた「白雨」という言葉。これで「ゆふだち」、つまり夕立と読むのだそうだ。さっと降りつけ、視界を白く遮るこまやかで激しい雨の様子をうまく表していると思い、面白く感じたので、句に使いたくなった。夕立が隠すのは視界だけではなく、耳も大いに塞ぐ。僕はやったことがないが、それに乗じて恨みのひとつもこぼしてみた男もいるんじゃないか。