罪の実を剥くや色あせゆく速さ


ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」だったか、こんな意味の科白があったのを記憶している。いわく、「恋というのは林檎のようなものだ。見た目には美しいが、一度皮を剥いてしばらく経つと、とても同じ林檎とは思えないものになってしまう」。いい比喩ですね。「罪の実」という季語があるのかどうかは知らないが、要は林檎だからちょっと気が早いけれど秋の句である。