日光での練習を終えて帰宅。
札幌ライブの最後の練習となる。
今回のライブは最初からバンド編成。
今までのような、「後半のみ」の出演に比べると単純に倍の曲目をこなすことになる。
しかも、新曲量産マシーンと化したアボジは、今までのライブで演奏した曲(せっかくコードを憶えた曲)をことごとく外し、新曲を盛り込む。
日中、仕事で2ℓくらい汗を掻いてオーバーヒート気味の身体に鞭を打ち、夜半、階下で寝ているおばあちゃんを起こさないようにそっと練習するのもなかなかしんどかった。
それでも、今回もなんとか全曲コードを憶えて、アレンジも固まった。あとは、後半開始一発目にぶちかますタケちゃんとのインプロ・セッション。インプロとは言っても、タケちゃんのように本来のインプロビゼーションをぶっつけでこなすほどの器量も裁量も、アドリブもレパートリーも僕にはないので、予めベースラインを決めておく。今日、おおまかなイメージは固まった。あとは、また夜半に疲体に鞭打ってシコシコと反復練習。かっこいいセッションになるといいなあ。
ライブ直前になると「期待してるよ。」とよく言われる。
今までだったら、「任しとき!」と言ってた。
今回は言わない。
誰かの期待に応えるために演らないから。
お金を払って会場に足を運んでくださる方はとても有難くて、そういう人達にベストなパフォーマンスをしなくちゃ、という必要性は感じてる。もちろんそうしたい。
でも、今回は何より自分のために演る。
前回の東京2daysの自分なりの反省もある。
ただ、今、とても精神的に辛い状況で、何かにすがり付いてないとズブズブと、ガラガラと、堕ちていってしまいそうで、でもすがりつくものなんてないから、とにかく色んなものを体に詰め込んで、色んな方向に体を結び付けて、色んな踊りをしながら、1日1日をやり過ごしている。そうした作業は、肉体的にも、精神的にも、とても疲れる。
今までなら酒に逃げてた。でも今、酒に逃げたら、それこそ正真正銘のアル中になることが自分で分かり切ってるし、そうなったら、どこまで堕ちるか分からないので酒には逃げない。
唯一、ライブに向けて練習してる時は、少なくても精神的には疲れないし、無理してないし、たぶん救われてる。
今の状況ではあらゆるネガティブな考えが泉のごとく湧き上がってくる。そういうネガティブな部分も昇華することが出来る、と言ったら大袈裟かもしれないけど、何かに作りかえることが出来ているような気がする。気のせいかもしれないけど。でも、とにかく、そんな気のせいかもしれない気を感じながら、1日1日をやり過ごせているのだから救われていると思う。
立ち止まっていられない。
僕は、いま自分のために弦を弾き、
17日、札幌で自分のために最高の演奏をする。