ひさびさに映画鑑賞したくなり、借りてきた作品がこちら。

『英国王のスピーチ』

第二次世界大戦に突入する直前のイギリス。主人公は、当時イギリス国王だったジョージ5世の次男坊・バーティ。のちにジョージ6世として、国王になる人物です。


バーティは、吃音症という病気を抱えていました。上手くしゃべれない病気です。

これは、国民にむけてしゃべることの多い王族にとって致命症です。彼と妻は何度も治療を試みますが、どれも失敗に終わっていました。

何度目かの試みで、彼はライオネル・ローグという「医者」の治療を受けることになります。最初はライオネルの治療に苛立つバーティですが、次第に効果が出始め、バーティはライオネルとの距離を縮めてゆきます。

とはいえ彼は次男坊。国王になることはまずないはずでしたが…。

父親の死と兄の退位により、バーティは余儀無く国王となってしまいます。

さらに、第二次世界大戦が勃発。国民は、国王の勇気に満ちた言葉を待っています。


国王という立場の、国民の期待に答えねばというプレッシャーに打ち克ち、バーティ改めジョージ6世が最初のスピーチを行うまでを描いた作品です。


…あらすじって難しいね(ーー;)




第二次世界大戦前にバーティが、ヒトラーの演説を観るシーンがあるのですが、彼は「なんて言ってるのかはわからないが、演説がうまいな」と語っています。

またバーティは何度か兄に、「僕より王の素質がある」とこぼしていました。

しかし彼の父とライオネルは、バーティを「いい国王になる」と評していました。


指導者に必要な資質ってなんだろう?


しゃべりが上手いこと?
いつも堂々としていること?
武芸と政治に秀でていること?


これらはヒトラーや兄にあって、バーティにないものです。

これらも確かにリーダーの素質ですが、バーティのとはまた違います。

バーティの持つ王の素質とは、「歩み寄る姿勢」だったのではないかと思います。


観終わってから調べたのですが、ジョージ6世は植民地に出向いて黒人とテニスのダブルスを組むなど、かなりオキテ破りなことをしていたようです。


きっと、ライオネルがバーティを王族と知りながらも友達のように接してくれたように、バーティもまた、国民のよき友達であろうとしたのでしょう。もちろん、馴れ合いとかじゃなくてね。

バーティの、不器用ながらも王として国民に歩み寄ろうとする姿勢に、現代のリーダーの素質を見たような気がしました。



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