<あらすじ>

富豪で天才科学者の恋人エイドリアンの度を越した束縛に恐怖を抱き、苦悩を深めるセシリア。

そんなある夜、ついに彼女は彼の豪邸からの脱出に成功する。やがてエイドリアンは悲嘆のあまり自殺。

しかし、セシリアは彼の死を信じられずにいた。

そんな中、彼女の周囲で不可解な現象が起こり始める。(Googleより)

 

<感想>

大昔に作られた映画のリブート作品らしいですが、旧作は未見。

でも、透明人間映画では、駄作の評判高い「インビジブル」を見てますので、比較はできます。

 

まず、よかった点。

ひたすら透明人間になったエイドリアンの狂気が作中を走ってましたね。

「インビジブル」では、透明人間になった結果最初にやったのが、性欲を満足させるという誰もが考えそうなセコイ使い方でしたが、エイドリアンは本当に主人公セシリアを恐怖させ屈服させることしか考えてない。

そのためなら小技大技いろいろ使ってセシリアの精神をすり減らしていきます。

また、透明化する手段が光学迷彩スーツというのも現代感があってよかったですね。

 

?な点。

エイドリアンがストーカーとして恐怖なのはわかるのですが、劇中では彼は人の心を操るサイコパス的人物として描かれてます。

でもただの支配的な人物としてしか描かれておらず、その辺の深堀がなされてないのは残念。

あったらあったで蛇足だったかもしれませんけどね。

 

映画の最後は、あぁなるほどなぁというラスト。

見てすっきりはしないけど、納得は行くでしょうしこの後現れるであろう第二の透明人間に思いをはせてしまいますね。