<あらすじ>
かつては甲子園にも出場する強豪だった多摩川高校野球部も、今や万年1回戦敗退の弱小校。
主人公・野中ゆたかはそんな多摩川高校野球部に在籍する補欠選手だが、野球選手の物まね(形態模写)が特技。そんな多摩川高校に、多摩川OBで甲子園に出場経験があり、東京六大学野球で三冠王を取り「神宮の星」と異名をとった経験を持つ君島監督が赴任して来た。君島監督はゆたかの才能に目をつけ、エースで4番という重役を任せる。そして、練習試合で強豪・千束高校に対して接戦に持ち込んだという自信から選手たちは甲子園行きを目標として掲げるようになる。楽しい部活動をめざそうとしていた君島は、甲子園を目指すということは辛いことも多いと念を押すが、選手たちはこれを承諾。
まず、君島は土台作りとして基礎トレーニングのみを選手たちに課す。特に3年生を中心に指導方法に不安を覚えた選手たちだったが、1時間ほどの実践練習で基礎トレーニングが自分たちの技量向上に役立っていることを実感すると、さらなるトレーニングに打ち込むのだった。
1回戦・尾山台高校、2回戦・目蒲高校をコールドゲームで下した多摩川高校野球部は3回戦の相手、昭文館高校を相手に精神的にも苦戦するが、試合中にも成長するゆたかを中心にして、南東京大会を勝ち登り、全国でも旋風を巻き起こす。(Wikipediaより)
<感想>
同じ作者の「Dreams」と全く違う方向性の野球マンガです。
荒々しい感じのDreamsに比べて、当時の野球マンガとは思えぬほど穏やかな監督や和気あいあいとしつつ、まっすぐ練習に取り組む多摩川野球部。
キャラクターの超人度はDreamsに負けますが、主人公のゆたか君が異色のモノマネ選手。野茂に始まり数々の90年代までの野球選手のコピーをして対戦相手を幻惑し破っていきます。
気持ちよく読み進めていける良作だと思います。
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よかったら是非!(^^)