ホークスが不調です。
2年ぶりの6連敗。鷹の祭典は大幅に負け越して「鷹の災典」といわれる始末・・・

藤本体制になってからの大不振。とは言ってもまだ3位。Aクラスを維持してるのが不思議です。
明らかに下降期に突入してるホークスですが、その理由は下降期に突入したチームの避けては通れない道「主力の高齢化&下からの突き上げがない」
これに尽きるでしょう。

主力の高齢化はどうしても仕方ないことです。
和田が円熟味のあるピッチングをしてるのはいいことでもある一方、和田にまだ先発ローテで投げさせていることは大問題です。

本来ホークスは下からの突き上げを活発にするべく、4軍制を採用して支配下の他に多くの育成選手を抱え選手のレベルごとの実戦経験の場を増やしてきました。
結果、多くの育成選手出身の1軍選手を輩出していますが、それも今は先細り感が強く、今シーズンはまだこれといった人材が出ていません。

で、このところ思うのです。
もしかして、この4軍制が逆にいけないとはいかないまでも、選手からハングリーさを奪っているのではないか?と。
4軍まであって、格差をつけることによって下の奮起を促すのが4軍制の意義でしょう。
でも逆に言えば、他球団の選手に比べると「とりあえず、試合には出れる」のです。
他球団の2軍の選手たちは、まず2軍戦への出場をかけての競争があります。
2軍戦は競争の場であると同時に、1軍選手のリハビリの場であったりもします。必ずしも平等な競争の場ではありません。
それにくらべるとホークスの選手たちは、敢えて嫌な言い方をすれば
「ケガさえなければ試合に出れる」状態です。
野球選手は野球をしてなんぼですが、野球が出来てしまうんですよ。これが。
もちろん、4軍に満足しない強烈な上昇志向の選手はいるでしょうし、いなきゃ困ります。そんな人たちの意識を鈍らせるファームとは思えない育成環境。
以前、ホークスの2軍施設を映像で見て羨ましそうに見ている西武の選手たちが印象的でした。

もしかしたら、ホークスは「野球選手にとっての楽園」過ぎるのかもしれない・・・そんな考えたくない選手に対して失礼なことを考えてしまいました。

この考えを吹き飛ばしてくれるような、活きのいい若手の出現、伸び悩んでる若手の爆発を待ってます!