リミット・オブ・タイムラグ 制作発表 その1 | 日々是日常

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舞台については期間の短いものは千穐楽後に更新、もしくは東京公演終了後の更新

 8月3日(金)に北とぴあドームホールに行って参りました。

 目的は……ちょっと変わった(?)催しです。

 

 舞台公演前のファンイベント、というのはありますが今回は制作発表

 普通は演劇関係の雑誌などの舞台の関係者に向けて行われるものだと思うのですが、この日は一般の参加者を募集。

 ルールを設けた上で今回の制作発表の記事やお写真をSNSなどで発信するコトを目的とされていて、凄く実験的な試みなのではないかと思います。

 

 プロデューサーを務める加藤凛太郎さん曰く、SNSの発展と普及により最近は情報の発信者がマスコミだけとは限らない、発信側・受信側の垣根が曖昧になりつつあり、そんな中でSNSの中から面白いことを見つけ出す目、土壌、が出来ているのではないかと感じる、のだそうです。

 

 確かにバズったなんて言葉もある様に有名人でもマスコミの関係者でも無い人の記事、つぶやきがもの凄い勢いで拡散されたりしますよね。

 

 私もある程度の精査は必要ですがSNS上のタグを活用しての情報収集を確かにやっていたりします。

 そしてこの場で公開された情報は解禁日時が決められています『8月4日12:00』解禁。

 

 映画でも舞台でもこう言う解禁情報は公式ブログ・Twitterなどや出演者・関係者のみなさまからの発信になると思うのですが、今回は情報解禁と同時にこの日参加した私の様な一般の人間のSNSからも情報が発信されるのです。

 それがだいたい130人ぐらい!

 発信しないといけない側の人間ですが、わくわくします照れ

 

 ただメインの情報発信先がSNSではなくブログな私は公開時間に間に合うように記事が書けるのかが心配です(おい)

 って記事で書いている現在、情報公開当日の9時30分です

 朝方4時まで写真の整理してとりあえずちょっと寝てから書いています割と時間に追われています(苦笑)

 

 そして無理でした……orz

 ただいまの時刻12時23分、まだ仕上がっておりません

 

 そんな面白い試みの上で行われたのは

 

RINCO PRODUCE STAGE

リミット・オブ・タイムラグ

CBGKシブゲキ!!

2018年10月5日(金)〜10月14日(日)

 

 の制作発表です。

 

 こちらの舞台は去年の内にクラウドファンディアングで出資者を募るところから始まっていて面白い試みだなと思った舞台であり、脚本を企画演劇集団ボクラ団義の久保田唱さんというコトで面白いだろうなと思った舞台なのですが、今回の制作発表に参加して思ったコト

 

絶対に面白いやつ!!

 

 と、いうコトです。

 

 なので頑張って制作発表の内容を伝えられるように頑張ります!

 

 MC:

 加藤凛太郎

 登壇者:

 相笠 萌

 沖野 晃司

 栗生 みな

 黒   貴

 さかいかな

 水崎 綾

 ※敬称略・五十音順

 

 まずあらすじから参りましょう、舞台はテレビ局内の模様です。

 

 『オーディエンス・オブ・コネクト』

 とあるローカルテレビ局で絶大な人気を誇る地元密着型の人気番組である。

 

 急遽スペシャル特番を生放送で送ることになったスタジオでは、慌しく準備が進められていた

 

 ーそこに突如として流れる局内放送ー

「この局の管理センターをジャックしました〜ドキドキ

 

 ……電波ジャック!?

 

 謎の人物の要求により窮地にさらされた番組を救う鍵は、テレビマンだけが知っている

『生放送』と『真実の時間』との「タイムラグ」!?

 局の存続に関わる理不尽な要求VSバラエティを作り続けてきたテレビマン。

 

 絶対に負けられない時間にとらわれた”戦いが、今始まる……。 

 

 もう、これだけで面白そうじゃないですか?

 久保田さんの『時間』を使った舞台は絶対に面白いって思っている私なので、これだけで絶対面白いやつ!と、確信したわけですが、これだけじゃありません!!

 

 だって普段からボクラ団義さんが大好き!久保田唱さんの脚本好き!って公言しているヤツの言葉なんて好きならそう言うだろって、あんまり信ぴょう性はないでしょ?

 なので色々と証拠を出したいと思います

 

 まず!!

 作品のテーマは時間・時刻

 

 これがテーマ 

 タイトルから『リミット・オブ=〜の極限、タイムラグ=時間のズレ』生放送を流しながらも電波ジャックの犯人の要求を遂行しないとダメなのか、犯人の要求が生放送なのか?

 NHKなんかの生放送でもかなり時間にシビアと言うお話は聞くので、TV局の人たちは本当に極限状態、になるのでは無いでしょうか?

 それだけでもギリギリの状態の中で起こるハプニング、トラブルとコメディとして面白そうだなと思うわけですが、それだけがこの舞台の面白さじゃ無いんです。

 その理由も書いていきますね

 

 テーマの次に紹介されたのが作品のギミック

 

 

  

時間にとらわれた(悲劇)喜劇、開幕』と言うのは情報公開直後からのキャッチコピーです。

 このキャッチで既に面白いと確信した単純な私だったのですが!です、今回のこちらの舞台、そんなもんじゃなかったです。

 その最もたるものがこちらリアルタイム進行

 俳優陣が時間と戦うんです、登場人物が、じゃないですよ俳優陣が!です

 

 つまりこう!!

   

 舞台にリビングなどの設定で置時計や何かがあるのは見たことがありますし、それを登場人物が眺めて「もう◯時か……」なんて言ったりしますが、その時間がリアル進行するんです。

 つまり舞台上に設置された時計はガチで時を刻み、その時計のスケジュール、リアルな時間の流れの中で物語が進むのです。

 

 普通ならセリフ終わりを待って登場、退場、相手がセリフと演者主体で話が進行するのに対しこの舞台では時間が演者と同じ様に大事な主軸

 

「◯時に鐘が鳴る」と言えば、台詞の途中だろうがなんだろうが鐘が鳴ってしまう。

 時間までに10分あるとすれば、その10分間でそこまでのお芝居を本当に終えないといけないと言うことです。

 普通は舞台の状況を観て、鐘の音を入れたりするのですがそれが無い、時計通りに進む。

「◯時に誰か来る」と言えば、舞台上がどう言う状況でもその人は来る。

 その時間までに舞台上の皆さんはセリフを終え、もしくは退場を終えないといけないのです。

 

 なので、台詞・動きのタイムラグを出演者の皆様はある時は遅く、ある時は早く、台詞を1つ飛ばしたり、動きを1つ足したりと自分達で舞台上でも袖口でも時計に合わせて時間を調整していかなければならないのです。

 舞台中の登場人物も生放送と言う時間にとらわれ、それを演じる俳優陣もまた時間にとらわれて戦わなければならないのです。

 これが本当の時間との戦い……それ、めっちゃガチなやつ。 

 

 

 

 演者の皆様は舞台の状況によって「あ、私は台詞1つ飛ばそう」とか動きを1つ増やそうなどなど、その場その場で判断して行かないとダメであり、他の人達と上手く連携を取らないとだめになるのです。

 だって、全員が台詞飛ばしたり、動き足したら今度は時間オーバーしたり足りなくなったりしますもんね。

 

 舞台上での演者さま達の時間調整の為の駆け引き』と言う普段の舞台では観られないモノが観られる舞台では無いでしょうか?

 

 舞台は生物なんて言います、アドリブシーンや日替わりシーンのある舞台もあったりで回数を観れば、観ただけ何かが違ったりするものですが、それが最初から織り込み済み。

 たまに「今日は時間が押しました」なんて話も聞きますがこの舞台は押せないし巻けない

 「◯時になってしまった!」って台詞はちゃんと◯時に言わないといけないです、だからその時間に合わせて押したり巻いたりは出来ても、時間に合わせたシーンにくれば毎回必ず時間通りにならないと行けないのです。

 つまり絶対不動の時間の概念が存在する舞台。

 

 なにそれ、めっちゃ面白そう、と言うか観ているこちら側もハラハラしながら舞台進行を見つめることになる様な気がしますが、だいたい久保田さん脚本はそう思っていても普通に話に引き込まれて終わってから「あ」ってなるのでそんな心配も無いかもしれません。

            

 あ、リアルタイム進行ではありますが、このリアルタイムは客席側の時間とは別で舞台上での時間、と言うことでマチネ(昼回)とソワレ(夜回)で時間が違うと言うことはありませんのでご安心ください。

 

 そんな面白いギミックが施された舞台ではありますがもちろん脚本の久保田唱さんのコメディの面白さ、豪華な(これ本当に豪華です、豪華なんです!)演者の皆様により展開される上質のコメディ舞台を観せるコト、これが1番の目標なのだそうです。

 

 演者に時間縛りというリスクを負わせる上記ギミックは舞台を面白く魅せる為の1つの要素だと言うコトです。

 

 私はこの舞台本当に面白いと思うし、騙されたと思って観てもらえたら絶対に騙されないし、下手したら聞いていたより面白かったは騙された!ってなる舞台だと本気で思っています。

 自分が見る前から、本当にそう思っているんです。

 しつこいですが久保田脚本でキャスト陣があれで面白く無いわけが無いんです!

 

 面白い、ちょっと変わった試みだけが目玉な舞台ではなく、凛太郎さんがおっしゃったように上質なコメディ舞台となり得る要素しか無い舞台だと思います。

 

 チケット代半額(心意気は全額!)持つから!1回観て!!と、観劇初心者の友達に強引かつ強引かつダイマで押し切りたい勢いの舞台です。

 

 上演時間ですが、久保田さんの作品は長いコトで有名らしい(笑)まぁ、確かに長めのお話が多い方だとは私も思います(苦笑)

 ですが、プロデューサーとして大体の上演時間の指定はするそうで、今回は

 

2時間を切る、100分〜120分の間

おおよそ2時間弱

 

 を予定、それより長くなった場合はプロデューサー権限で切るらしいです(笑)

 

 そして、面白いのは情報の開演時間、普通は13時開演とかまたは13時30分など切りの良い、ジャスト時間開演が普通なのですがこの舞台は◯時59分始まりなんです。

 この1分が拘りであり、舞台を観るコトでその意味もわかる、のだそうです。

 

 開演時間からわくわくする舞台ってそう無いですよ?って言うか私は初めてです(笑)

 

 そんな『リミットオブタイムラグ』先行抽選チケット(S席のみ)

 8月3日(金)12:00〜5日(日)23:59 

 ◇カンフェティチケットフォーム

 

 一般発売

 8月11日(土・祝)11:00〜

 ◇カンフェティチケットフォーム

 

 にて発売です!!

 


 

 

 

 ブログ中のお写真の画質・サイズ等が不揃いなのはiPhone、コンテジ、ミラレスの3台で撮っているからです。

 スクリーンの歪みは会場がプラネタリウムで、あの丸いスクリーンに投影された為のものです。

 以上、ご承知おきください。