イギリスの歴史⑥「ノルマンコンクエスト2」
ノルマンディーから戻ったイングランド王が1066年に亡くなりました。
しかし次の王をはっきりと指名をしませんでした。となると次にイングランド王になるのは誰でしょうか??
息子が国王になるのが一般的じゃないでしょうか。
しかし、息子の即位に反対する男がいました。
それはノルマンディー公ウィリアムです。
一応親戚なのでイングランド王家の血は持ってますし、かくまってあげた仲なので自分がイングランド王になると思っていたのです。
ここで、ウィリアムはイングランド王になるために本家本元の息子と戦争をします。
それがヘースティングズの戦いと呼ばれるものです。
なんとこのヘースティングズの戦いに勝ったのはノルマンディー公ウィリアムであり、イングランド王ウィリアム一世としてノルマン朝を開始してしまったのです。
しかし、変なことが起こってますよね。
ノルマンディー公とはつまりフランス王に忠誠を誓う臣下であり、そんな彼がイングランドの王様ってなんか変ですよね。
イングランド王(フランス王の臣下)とフランス王って対等じゃないですよね。
ということで、逆にイギリス王がフランス北部を持っているという関係になったのです。
このことでフランスは何故かフランスの土地をイングランドに奪われる形となりました。
こうしてノルマンディー公がイギリスの王位を奪ったので
コンクエスト(征服)の意味をとって
この出来事をノルマンコンクエストと呼びます。