コン年度は戌年であり、一番身近さを実感する動物の年である。
そういうわけもあってか、コン年度は何かとわんこに関する記事を投稿する事がそれなりに多い。
バニラを撮影する機会が多くなったのもあるからでもあるが、それもコン年度というタイミングのもとで出来た事である以上、コン年度の干支の誼で出来たと言っても過言ではないかもしれない。
そしてこれもそのためなのか、今日は11月11日。
ワンと読む数字が4つ並んでいる日であり、ひそかに唯一『同じ数字が4つ並ぶ日』でもある日である。
こういう事をわざわざ意識するようになっているのも、戌年の影響なのかもしれない。
そんな中、私はふとある事を思い出した。
それは、まさしく犬の一番の特徴を鮮明に描いたとある漫画だった。
その漫画は、今から7年前に私が市川にいた時に偶然見つけたものだった。
その漫画に惹かれたきっかけは、一目でそれを実感した表紙の絵だった。
タイトルは、『犬と歩く』。
雑誌に掲載されていた漫画を単行本にしたもので、色んな中で生きるわんことそれと関わる人との絆を描いた話である。
私がこの漫画に惹かれたのは、先ほども述べた通り、この表紙の絵である。
まるで現実にそうなったら間違いなくこんな感じであろうと言わんばかりに描かれた『犬が泣く』という絵…
私は、このイラストに真っ先に惹かれたと同時に何かを覚え、後日意を決して購入した。
表紙においてもそうだが、漫画の内容はまさしくこのイラストの通りの規模であった。
一匹のわんことそのわんこと交流した人との絆を描いた本作は、わんこの魅力をかわいさにとどまらない『本当の意味』で伝えている。
この話を読んだ後、私の中でのわんこの印象に今までにない新たな境地が築かれる事となった。
あらためて思う。
『心』の意味で見ると、一番人間に近い動物は間違いなく犬であると…
この話の描く絆は、わんこが飼い主に対して抱いている共通の思いのもとで描かれている。
わんこが飼い主や関わる存在に抱いている思い、それはたった一つだけ。
この一言が完全にわんこへの思いにおける決定打となった。
これをあの表紙のイラストと乗せて言われた日には…
市川に住んでいた頃から、ひそかに故郷にいる飼い犬の事がずっと気になっていた。
道でわんこを見かける度に私は常にわんこに対して何かを思う事が多かった。
それは、ただ離れて暮らしているからというだけではなかった。
私はずっと、わんこと直に交流をし直したいとひそかに思っていたのかもしれない。
あの漫画のキャッチコピーに書かれていた事に対して、『もちろんだよ。』と実際にそれに相当する形で応えられるようにするために…
今私は故郷にいる。
そして飼い犬のバニラと欠かさず交流している。
バニラも散歩以外の形で関わってくれるのが私だけという事もあってか、ひそかに嬉しそうにしてるようだった。
今となって、この漫画によってひそかに抱いていた事の意味がわかったような気がする。
そして、それは今こうしていつの間にか叶えられていた。
私はずっと忘れていたのかもしれない。
この本を買った当時から身を置いていた境遇ばかりに気をとられ、故郷に置いてきた色んな大切な事を…
飼い犬の事だけでなく、それを通して私は『本当に大事な事』をそっちのけに、やがて限界が訪れる今だけの事に逃げていただけだったのかもしれない。
それをこの漫画と飼い犬を通して、『故郷にもいるようにしたい』と思えるような事に気を向けて思い出させようとしていたのかもしれない。
本当の事はわからないけど、少なくともそのように私には思える…
7年前にふとした事で見つけたわんこの漫画は、今になって私に色んな事に気づかせてくれた。
気づく事が出来たのならば、そしてそれに向けた事を今こうして進められているのならば、今からでも遅くはないはずだ。
この表紙のわんこに何かを覚えたのならば、ぜひともこの漫画を手にとってほしい。
今日もこれからも、歩き続けていく。
犬と共に…


