水無月。

水の無い月とあるが、今の時期は梅雨シーズン真っ最中である。

水無月と呼ばれるその理由は、『田んぼに水が無いので水を入れ始める時期』だからとの事だ。

現代の日本は乾田が普通である。

基本はカラカラに乾いた土地に私達人間の力で水を流して田んぼを肥やすというやり方であり、干ばつのあおりを受けずに毎年稲を栽培する事ができる。

こうなる前は偶然元々湿地帯となっていた場所に稲を植えるという『湿田』がメインだった。

しかし、自然に依存してるがために毎年稲が育つほどの湿地帯になるとは限らないので今のようなやり方へと転換していったのである。

そして今がその時。

乾田に『水が無い』ので、そこに水を入れ始める、そういう意味で6月は『水無月』と呼ばれるようになったのである。

その水無月を解消するのは私達人間だけではない。

今の時期もその役目を果たす時である。

そう、それこそ梅雨という今の時期が意味を持つ時なのだ。



というわけで、梅雨本番…と思いきや…

今月になってからようやく1週間になったものの、なかなか雨にならない日が続いている。

今日も午前中は曇っていたのだが、午後が近づくにつれて梅雨時期とは思えないような天気へと変わっていったのだった。

布団を干す機会としてはありがたいのだが、先程の前置きを考えると今の時期がこうなっているのは多少不安が残る。

今年度の夏は水不足や干ばつに見舞われないだろうか。

まだ今月は始まったばかりではあるが、来週の予報もそれほど雨が降るような気配は感じられない。

今年度の梅雨時期は実質的な『水無月』にならないでほしいものだ。

ひとまず、まだ今月は始まったばかりなのでこれからを待つとしよう。

土地と田畑を潤す梅雨時期はまだまだこれからである。