寒いながらも青空の広がる晴天の中、私は東京駅から中央線に乗った。

いつも降りる舞台を通りすぎ、私は目的地へと向かった。

11月も後半。

12月が近いがために晴天だけど寒い日になっているのだろう。

急激な温度差は堪えるなぁ…

11月でこんな寒さなら、12月の今頃はどれほどの寒さになるんだろう…



10時16分、目的地に到着した。

到着した目的地は、ゆかりの地の一つ、スタリバこと立川である。

久々という気がしないのだが、それも無理はない。

というのも、スタリバへは前回も来ていたからだ。

その目的は今日ここへ行く目的と同じだった。

近頃、私がスタリバへ行く目的は、それが主流になっている。

大会に参加しても、疎外感と空虚感に浸るだけというのがその理由の一つと言えるかもしれない。

今、あらためて私は思う。

5年前の私はなぜ早いうちにこういう疎外感と空虚感を実感出来なかったのだろうかと…





目的までそれなりに時間はあったので久々のスタリバ散策をする事にした。



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カモメをモデルにしたと思われる『ゆりーと』というキャラクター。

来年度、スポーツ関連のイベントが開かれるため、スタリバにこの看板がある。

実を言うと、この看板のもととなるイベントの事は以前から知っていた。

スタリバでは、以前からその宣伝があったのだ。

今回、それがさらに本格的になったわけで…

ちなみに競技は、バレーボール、バスケットボール、自転車、軟式野球、ダンススポーツ、ミニテニスだという。



昼ご飯のため、いつもの場所へ向かう中、私は今までと違った環境を目の当たりにした。


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ここは『立川第一デパート』…だった場所である。

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今では高い壁が多少通路を狭くする形でそびえ立っている。

前回来た時に既に気付いていたのだが、立川第一デパートは今年度をもって完全閉店したのである。

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その時にひそかに見ていた面影が解体中も残されていた。

秋葉原で例えるならば、ラジオ会館に相当する場所だったと言えるかもしれない。

スタリバ時代、私はひそかにここに足を運んだ事があった。

その時は大部分が書店目的だったっけね…

つい最近までは、カードショップ目的だったが、そのカードショップはどこに行ったのだろうか…

立川第一デパート閉店のあおりを受けたのは、ここに限った事じゃなかった。

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他の人が見たら『さっきと変わらないじゃん』と思うかもしれない。

しかし、この辺りは私にとっては先程と違う印象があるのだ。

ここには、私がスタリバ時代にひそかに通い、その後も頻繁に足を運んでいた和菓子屋である『日の出屋』があった場所だった。

スタリバ時代、ばんからで席が開くのを待っていた時、私の事を覚えてくれていたらしく、わざわざ私に声をかけてくれたのがその始まりだった。

交流そのものの始まりがその時であり、実際ここを利用したのはそれ以前にあった。

だからこそ私の事を覚えてくれていたわけだが。



ある時、日の出屋の人は私に言った。

『この店も近いうちになくなって、ここに大きなビルが建つ』

そして、その時が昨年度から既に来ていた。

日の出屋は昨年度からシャッターを閉めたっきり一切開かなくなっていた。

おそらく、あの時からもう日の出屋は店をたたんでいたのだろう。

そしてその姿も今ではすっかりなくなっていた。



日の出屋さんは今どこで何をしているのだろう。

少なくとも、立川の店だけが閉まっただけで日の出屋さん本体はどこかにあるはずだ。

立川では会えなくなってもまたどこかで会えたらいいな…と寂しくも私はそう思った。





あらためて昼食へ。

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スタリバに来たら私は決まってここへ立ち寄る。

ここの豚骨は、他の店にはない魅力を持っているので、私にとってはひそかにスタリバへ行く目的であり楽しみの一つとなっている。

とはいうものの、近頃のばんからは以前と比べてメニューが大きく変わってきている。

今はメインメニューの一つだった豚骨もだいぶ隅に追いやられていた。

その証拠に、さんこいちや角煮豚骨など、豚骨ラーメンに分類したメニューがなくなっていた。

豚骨ラーメンは、ばんからのメインメニューの一つじゃなかったのだろうか…

と言いつつも私はあらためて久々に角煮豚骨を堪能したのだった。

豚骨メニューの事も忘れないで下さいね…とアンケートに書き残して私はばんからを後にした。



昼食を済ませた私は、再び散策を再開した。

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立川駅からの歩道を歩いた先にある立川中央図書館。

スタリバ時代、門限と自習室があったために私がここへ通う事はほとんどなかった。

それなりに通い始めたのは、川崎時代だっただろうか…

そこでとある児童書と会い、その児童書を気に入ってさらには小説を構想したというのが印象深く残っている。

それからしばらくはその創作のためにここへ来てたっけね…

将来『作品が生まれた場所』にしたいものだが、そのためにはまず書き上げる事から始めないとね…(切実)





その後、私はあらためて目的地へと向かった。