クマねこの他に私がひそかに気に入った作品が他にもあった。

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『もちもちファクトリー』

アザラシの『もちもちちゃん』を主人公にした短くシンプルながらも切ない話である。

アザラシのもちもちちゃんは、シルベリアンハスキーの『けんすけ』と毎日を楽しく過ごしていた。

ある日、もちもちちゃんがけんすけに『かくれんぼしようよ』と提案して、早速もちもちちゃんは隠れた。

『もういいよ』と言ってしばらくした時、向こうからけんすけの吠え声が聞こえた。

覗いてみると、そこでもちもちちゃんは衝撃の光景を目の当たりにした…



目の前で友達を失ったもちもちちゃんは、すっかり心が凍り付き動かなくなってしまった。

それから何日かして、もちもちちゃんのお腹が鳴った。

その時、凍り付いていたもちもちちゃんの氷が溶けた。

その日、今までけんすけと当たり前のように一緒にしていた魚とりをもちもちちゃん一人でやった。

その夜、空にオーロラが現れていた…



テーマは『どうにもならないこと』

タイトルからは連想できない切なさが伝わる作品である。





私が1番印象に残ったのはこのシーン。

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もちもちちゃんの氷が溶けているシーンだ。

『凍り付いていたもちもちちゃんの心が溶け、涙となって流れていった』というイメージをさせるシーンだ。

この話も是非一般に出てほしい。






プレゼンテーションフェスティバルの戦利品は以下の通り。

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受付でもらったポストカードと展示場でもらったマッコウクジラのシールとポストカードだ。

受付でもらったポストカードは野村幸穂さんが担当していた。








今回のプレゼンテーションフェスティバルは、初参加だったが、とても素晴らしいものだった。

なぜ今までこんなすごい場所があるのに気付かなかったんだろうとあらためて思うほどオチャビの展示会は最高だった。

その心境は、他の事にも向けられていた。

プレゼンテーションフェスティバルの宣伝チラシと受付でもらったポストカード、そして絵本コーナーを見た時私は思った。





あの宣伝チラシとポストカードに描かれていたイラストは野村幸穂さんのものだった。

しかも、その描かれ方とチラシの内容は…

紛れも無く『あのポスター』と同じだった…



ポストカードのイラストの描かれ方、そしてイベント宣伝のチラシの内容は、私がオチャビに関心を持つきっかけになったポスターと同じ形だったのだ。

ただ一つ、そこに載せられているイラストを除けば…





その時は、そのイラストばかりを見ており、他の事は全く見てなかった。

今思えば、それでオチャビに関心を持ったなら、なぜ『このポスターは何を宣伝してるのかな?』と思わなかったのだろうか…

そうすれば、『あのポスター』と同じイラストを今回みたいな形で手に入れる事ができたかもしれない…

いや、もしかするとその作品本編にも会えたかもしれない。






絵本コーナーとそれに似たコーナーにいる時、私はひそかに思った。

もしかすると、『モモリのベランダ』ってプレゼンテーションフェスティバルでこんな感じで展示されていたんじゃないかな…

あれは絵本のカテゴリーだったので間違いなくそうだったのだろう。

あのきっかけのポスターが掲示されてた時はもうなかったのだろうか…

もしあるとするなら、今はどこにあるのだろう。

少なくとも、作品を廃棄するような事はあるまい。

いや、正確にはそうであってほしいと言うべきか…

もらったポストカードを片手に、私はそれを『モモリのベランダ』と重ね合わせながら、『モモリのベランダ』との再会を祈っていた。







今も私は思い続けている。

また『あの作品』に出会う機会はないだろうか。

どこかで野村幸穂さんに関する事が行われていればそこで会えるだろうか。

できるならまた、あの作品を見たい…

それが今の私のひそかな願いだ…





今回のプレゼンテーションフェスティバルで、私はオチャビをさらに身近にする事ができた。

最終的には、これをオチャビ入学という形でオチャビに仲間入りできる事に発展させたいものである…



今の私は、野村幸穂さんの作品だけがオチャビの目的ではない。

野村幸穂さんの作品に近づくためを当初の目的にしていたが、それが広がり今はオチャビの一員になりたいとまで思うようになっている。

今はどうなるかわからないが、もしオチャビに入れるようになったらその時は…

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