朝方、天気は昨夜とは真逆のようにおさまっていたが、まだ多少の曇りはあった。

昨日の明らかに台風規模の強風と大雨の中にいるよりはよっぽどマシな方だが…

今日は手続きを済ませるために早めに市川に戻る事になった。

故郷にいたところで変わりないからというのもあるけど…

それも次回の帰省からは改善されるはずだ。



午前中は乗る時間までだいぶ間があるので、散髪に行く事にした。

相手にされていなくても、ルックスは重視されるからというのがその理由だ。

予想通り前提としていた電車の発車時間に散髪を終えたので、次の電車に乗る事になった。

私が散髪に行っている間、空はいつの間にか晴れ渡っていた。



天気予報が

本当を言った

明るい日が照らす

寒いから着てた上着

もう寒くない

ため息をついた



という感じだろうか。

散髪場所も私にとっては数少ない話し相手のいる場所だ。

就職できない中にいる以上、自宅でもアウェーな中にいる私にはいい支えになっているのだ。

もちろん、いつまでもここに依存するわけにはいかない。

ここだけで妥協してるのでは、いつ本当のアウェーになってもおかしくないのだから…

散髪を終えて帰宅した後、柿取りの手伝いと草取りをした。

私が3週間ほど手をつけなかっただけで畑はだいぶ雑草づくしになっていた。

雑草があるからこそ作物も育つという事なのだが…

無為自然過ぎるのもいけないというわけだ。

ただ自然に身を任せすぎずに人事を尽くしてこそ本当にうまくいくものなのだ。

昼ご飯により、今回は一部しかできなかった。

次回は出来る限り畑本体だけでも雑草を苅り尽くしておきたいものだ。



手続きのためのものと生活費を受け取り、私はあらためて出発した。

今回の離郷は今まで以上に背負うものが大きいものだった。

持っているものは、それほどないが形而上のものは計り知れないほどのものだった。

私にとってこれが本当に最後のチャンスだ。

想像したくないなら、それを形にする他に道はない。

望む環境を得る以上は、必ずやそれに応えよう。

まずは、今までのように怠慢過ぎる過ごし方をしない習慣にする事からだ。

だとしたらまずは、早く動ける習慣をつける事からかなぁ…

スタートがよくなければ、その後だってよくなれない。

これが、スタリバと川崎時代の習慣を取り戻す最後の機会だ。

それくらいの勢いで望む事にしよう。



『ゆとりのある朝っていいわね』



麗子さんの言っていたこの一言を実感出来るような過ごし方になる事。

まずは、そこからだ。






現場にようやく到着した後、私は早速手続きを始めた。

ひそかに初めてに相当するくらいの規模で目の当たりにする重み…

目の前の費用を前に私は初めて出してもらっている事の重みを痛感した。

部屋代や生活費などただの一部に過ぎない…

本当は私の見てない場所で稼ぐのに何ヶ月かかるのかというほどの負担が出ている。

それを私は初めて規模で目の当たりにした。

今までにない責任感が私を過ぎる。

そういう意味で窓口にしたのはよかったかもしれないとひそかに思った。

払い込みの手続きを済ませた後、私はこれからの事についての説明を聞いた。

ひとまず、欠席フォローには心配ないようだ。

場所についての説明を終えた後、私はその場を後にした。





今まで以上の様々な重みの中、私はようやく望む環境を得た。

そうである以上、もう私に残された道は一つ…






戦いは早速明日から始まる。

これからの過ごし方を改善して、今までの全てを取り返す。

必ずや成し遂げてみせよう。





今の苦境をこれからの幸福に変える事…

それが私のこれからの使命だ。