金曜日。

久々の故郷での週末…

今日は珍しく自宅に誰もいない日だった。

私だけいるというのは、自由気ままに過ごせるというのがかつてのイメージであり、醍醐味だったが、今はそうでもない。

多忙な週末で多忙な事をしてるのに、私だけこんな過ごし方してるなんて…

学校通いをしてる時にそういう自覚をしないのは、『これからやれる事があるから』なのだろう…

私にもこれからやるべき事を得ればこの疎外感から抜けられるだろうか…

もちろん、ただそこから脱するだけではいけないだろうが…



午前中はダビングに乗じる形で『謎解きはディナーのあとで』や『バカ殿様』を鑑賞したりしていた。

こうゆう時しかないとはいえ、こういう事が最終的に時の浪費になるのだが…

次にここに来る時は、例え私だけしかいない環境でも雑用だけじゃない形での過ごし方ができるようになりたいものだ…



午後になり、私は頼まれた事をした。

たまっていたダンボールをたたんで縛り、それをまとめた。

いつの間にこんなにたまってたんだ…

こうゆう事ができるために一応私はそれなりに厄介者扱いしないのだろう。

もちろん、それはこの時にしか通じない。

次はこれをついで方式にして、本当にすべき事を積極的にしている形にして過ごせるようにしなければならない…



その後、私は運動の誼みで外出した。

故郷での外出は、市川にいる時と違い、それほど充実した場所はない。

楽しめる場所はないが、市川にいる時と比べて孤独感がないからなのか、それなりの充実感はある。

今の私自身の心境だからこそ、そう言えるのかもしれない。

私にとって故郷は、孤立した時の心境を少しでもなくすためにある場所でもあるのかもしれない…





だいぶ暗くなったので、私は帰宅する事にした。

ただ放浪するだけでも、故郷ではそれなりに時を忘れるものなのだ。





明日は出来る限り、さらに形になる過ごし方にしよう…

そう思いながら私は帰路に着いた。