今回の『謎解きはディナーのあとで』は刊行されたばかりの『2』からの話だった。
展開も背景も見覚えのないものだったので、『最新作からになるのかな?』とひそかに思っていたが、そうだった。
今回のタイトルは『アリバイをご所望でございますか』だった。
原作を11日に購入して、唯一その話だけを読み終えていたので名前を聞いた瞬間すぐにわかった。
しかし、まだ刊行されてから5日しか経っていないので、早々にネタバレするのもどうかと思ったのか、原作とはだいぶ違う展開だった。
原作では、国立の近くであるスタリバこと立川が舞台だったのだが、今回の舞台はまたも国立だった。
今回、キーパーソンはここで言い換えるなら『バクマン』に相当する関係にあったと言っていいだろう。(原作者は女性、漫画は男性)
正当防衛に当たるような今回のケース。
だが、これも原作と違い寧ろ原作もこうであってほしかったという後味のよさだった。
正当防衛という形で殺害されたと思われた管野さんだったが、実際は違った。
影山さんが、麗子さんの推理に『お見事でございます。さすがは、お嬢様』という反応をしなかったのはこれこそ原作にはない後味のよさがあった。
確かに形としては、そうなるのが妥当かもしれないが、管野さんの部屋を訪れていた影山さんは麗子さんが見落としていた驚愕の真実を目の当たりにしていた。
第二の事が起きた直後、どうにか間に合い事なきを得た後、影山さんは、加害者に相当する江崎さんに真実を語った。
江崎さんは、加害者でもなく被害者でもなく正当防衛したわけでもなかった。
管野さんは、自ら命を絶ったのである。
どうしても最終回を描いてほしいと頼んだが聞き入れてもらえず、管野さんは強行手段に出た。
それは、江崎さんを殺害する事…ではなく…
不意打ち形式の殺人に巻き込まれたらどうするかという追い込みで意地でも描いてもらうという意外な方法だった。
そして、過剰防衛してしまったとを江崎さんに思わせ、その極限状態により最終回を描かざるを得なくさせる心境にさせたのである。
なぜ、わざわざそうさせたのか…
それは影山さんが知っていた。
原作の原稿を覗いていた影山さんが、ふと横を見るとそこには処方箋があった。
それは持病の鎮痛剤みたいなものであり、そこから影山さんは真実に気付いたのだ。
影山さんの想像だが、管野さんは持病によりもう先が長くなかったのだ…
だからそうなる前にどうにかして最終回を描いてもらいたかったのだ。
力尽きる前の管野さんの表情は、イメージかもしれないが、とても安らかだった。
それはまるで…
『健夫…後は頼んだわよ…』
と悔いを残さない終わり方だった事を象徴させるものだった。
原作の原稿に描かれた内容…
それは、管野さんと江崎さんの今までの人生そのものを描いたものだった。
管野さんも例え見捨てられても12年共に積み重ねてきた功績を最後は二人の力で積みきりたかったのだ…
江崎さんは殺人には問われないが、偽証罪として起訴はされる事になる。
自らの様々な贖罪を終えたら管野さんの託した最終回を必ず書き上げてほしい。
それが愛読者の一人、影山さんからのメッセージだった…
原作と照合しながら今回の話を私は見ていた。
ここはこの部分、そろそろこの部分になるかなという形で私は今回の話を堪能した。
原作と合わせながら進めるのは、そうないから買っておいてよかったと言っていいかもしれない。
もちろん、影山さんの毒舌もリアルタイムで吹いた。
本当におもしろいネタというのは、わかっていても受けるものなのだ。
こういう毒舌なら、私もマゾになるかもしれない。
次回は再び『1』に戻り、タイトルは『奇麗な薔薇には殺意がございます』になるようだ。
今回の話から考えられる事が一つある。
刊行して早々にその話が原作になるというなら、来月の話にまた『2』を原作にした話をやるかもしれない。
私の目が節穴でなければ、きっとそうなるはずだ。

『謎解きはディナーのあとで2』
小学館にて好評発売中!
展開も背景も見覚えのないものだったので、『最新作からになるのかな?』とひそかに思っていたが、そうだった。
今回のタイトルは『アリバイをご所望でございますか』だった。
原作を11日に購入して、唯一その話だけを読み終えていたので名前を聞いた瞬間すぐにわかった。
しかし、まだ刊行されてから5日しか経っていないので、早々にネタバレするのもどうかと思ったのか、原作とはだいぶ違う展開だった。
原作では、国立の近くであるスタリバこと立川が舞台だったのだが、今回の舞台はまたも国立だった。
今回、キーパーソンはここで言い換えるなら『バクマン』に相当する関係にあったと言っていいだろう。(原作者は女性、漫画は男性)
正当防衛に当たるような今回のケース。
だが、これも原作と違い寧ろ原作もこうであってほしかったという後味のよさだった。
正当防衛という形で殺害されたと思われた管野さんだったが、実際は違った。
影山さんが、麗子さんの推理に『お見事でございます。さすがは、お嬢様』という反応をしなかったのはこれこそ原作にはない後味のよさがあった。
確かに形としては、そうなるのが妥当かもしれないが、管野さんの部屋を訪れていた影山さんは麗子さんが見落としていた驚愕の真実を目の当たりにしていた。
第二の事が起きた直後、どうにか間に合い事なきを得た後、影山さんは、加害者に相当する江崎さんに真実を語った。
江崎さんは、加害者でもなく被害者でもなく正当防衛したわけでもなかった。
管野さんは、自ら命を絶ったのである。
どうしても最終回を描いてほしいと頼んだが聞き入れてもらえず、管野さんは強行手段に出た。
それは、江崎さんを殺害する事…ではなく…
不意打ち形式の殺人に巻き込まれたらどうするかという追い込みで意地でも描いてもらうという意外な方法だった。
そして、過剰防衛してしまったとを江崎さんに思わせ、その極限状態により最終回を描かざるを得なくさせる心境にさせたのである。
なぜ、わざわざそうさせたのか…
それは影山さんが知っていた。
原作の原稿を覗いていた影山さんが、ふと横を見るとそこには処方箋があった。
それは持病の鎮痛剤みたいなものであり、そこから影山さんは真実に気付いたのだ。
影山さんの想像だが、管野さんは持病によりもう先が長くなかったのだ…
だからそうなる前にどうにかして最終回を描いてもらいたかったのだ。
力尽きる前の管野さんの表情は、イメージかもしれないが、とても安らかだった。
それはまるで…
『健夫…後は頼んだわよ…』
と悔いを残さない終わり方だった事を象徴させるものだった。
原作の原稿に描かれた内容…
それは、管野さんと江崎さんの今までの人生そのものを描いたものだった。
管野さんも例え見捨てられても12年共に積み重ねてきた功績を最後は二人の力で積みきりたかったのだ…
江崎さんは殺人には問われないが、偽証罪として起訴はされる事になる。
自らの様々な贖罪を終えたら管野さんの託した最終回を必ず書き上げてほしい。
それが愛読者の一人、影山さんからのメッセージだった…
原作と照合しながら今回の話を私は見ていた。
ここはこの部分、そろそろこの部分になるかなという形で私は今回の話を堪能した。
原作と合わせながら進めるのは、そうないから買っておいてよかったと言っていいかもしれない。
もちろん、影山さんの毒舌もリアルタイムで吹いた。
本当におもしろいネタというのは、わかっていても受けるものなのだ。
こういう毒舌なら、私もマゾになるかもしれない。
次回は再び『1』に戻り、タイトルは『奇麗な薔薇には殺意がございます』になるようだ。
今回の話から考えられる事が一つある。
刊行して早々にその話が原作になるというなら、来月の話にまた『2』を原作にした話をやるかもしれない。
私の目が節穴でなければ、きっとそうなるはずだ。

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