翌日。

体調はいまだに優れないままでいた。

寝込むほどではないが、立ち上がると時折昏倒しそうになるのだ。

撫で肩の悪化によるものなら何とかなるのだが、真相はどうなのだろうか…

ようやく調子を取り戻したのは、昼過ぎだった。

久々のバカンスだというのに、このタイミングの悪さは何なのだろうか…

正直、昨日の献血でそれが響いてないか気掛かりでならない。

今週の帰省を機に検査してもらうべきなのだろうか…

体調不良と昼過ぎに動き始めたのを理由に今日は行き先を変更した。

マァ、天気はまだ優れないから今日行こうと思ってた場所はまた次回という事で…

その次回がまたあるのかがひそかに気掛かりなのだが…







本当は桜木町にするつもりだったのだが、それはまた次回でいい。

当時、優れない天気だったのがその変更を躊躇させなかったいい機会だったと言える。

レシラム様、現れてもいいですが、ターボブレイズにはならないでくださいね…





浜松町行きの電車に乗るため、秋葉原で一旦降りた。

後は京浜東北に乗って浜松町に向かうだけだ。

その時、誰かが私に話し掛けてきた。

話し方からすると、韓国か中国から来た人のようだ。

持ち物からしてどうやら派遣勤務らしい。

その派遣先に行きたいようで、ここに乗ればいいのか聞いてきた。

わかるなぁ…

私もワーカーズさんのもとで働いてた時、なかなか目的地が見つからなくて苦労した事があるだけに…

ナビタイムで調べたが、どうやら京浜東北でいいが、失敗すれば新幹線に乗る事になるみたいだ。

この人も外国から来ただけに、駅での乗り換えは私よりも容易な事ではないはずだ。

どうせこのまま浜松町に行っても適当に過ごす事になるだけだと悟った私は、せっかくなので行けるところまで着いていく事にした。

ひとまず、乗り換えの所まで行けばあの人も大丈夫だろう。





しばらくして東神奈川に到着した。

乗り換えはここである。

早速乗り換える電車を待った。

初めてとはいえ、ここまで来た以上、最後まで出来る限りの事はしなくてはならない。

しばらくして電車が到着したが、確認していた行き先と違う事に気付いた。

横浜行きなら、さっきのでもよかったはず…

あらためて確認してみると、東神奈川の電光掲示板は我が故郷のように2番線と3番線の電車が表示されていた。

どうりで変だと思った。

皮肉ながら、あの人がそれに気付いてくれてよかったとあらためて思った。

行き先の電車に乗りそこねたので、あらためて次の電車を待つ事にした。

そこでも電光掲示板が別の電車を掲示していた。

というわけで、わざわざ来た中失礼ながら再び元の場所へ。

到着した後、ちょうどナビタイムで検索した時間帯の電車が到着した。

元々この電車に乗る事を前提になっていたので、これで大丈夫なはずだ。

ここであらためてその人と別れた。

無事目的地に到着してくださいね。

お気をつけて…





東神奈川駅内で私はしばらく考えていた。

ひそかにここは今日行く予定だった場所の近くなのだ。

せっかく来たのだからいっその事…

私は急遽行き先を変更した。

せっかくなので、今日はこのまま桜木町に行く事にした。





あの人が出発したのを見送り、私もあらためて桜木町へ向かった。



外国から来た人が派遣勤務をしている。

それはつまり、ひそかに生活が困窮してる中にいるのではないだろうか…

わざわざ日本に来てくれた以上、外国の人にも生活・雇用・待遇をよくするべきではないだろうか…

派遣勤務には安定性がなく、待遇もそれほどいいというわけでもないのは私がよく知っている。

日本に住む人ならば、外国人でも同じ存在として扱うべきだ。

住む人の豊かさはやがて国や多くの存在の豊かさになる。

今の政治に私はそう伝えたい。