いつの間にか空も夜に近づいてる中、私は再び水道橋に来た。

そのまままっすぐ学校へ向かった。

今日は昼ご飯のためだけに向かった時に気付いたのだが、公開講義がある日だったのだ。

する事がないなら、積極的にこういう事に参加するのが学生として当たり前の事だ。

だからこそ先週の今頃は、平日バトルを返上して特別講義に参加したのだ。



学校に着くと、私は早速会場へ向かった。

到着してみると、そこは見るからに誰でも参加出来るような雰囲気ではなかった。

会場にいたのは、学生というよりも教授さんに当たるような年配の人が多く、一応私と同じ年代の人もいたが、その人は名簿と思われるリストで確認をしてもらっていた。

…もしかして、この講義って事前応募が必要だったとか…?

結局、私は受付に話し掛ける事もできないままその場を後にした。

掲示板を見てみたら、やはり事前に参加しますという趣旨の届け出をする必要があったようだ。

掲示板を見なかった私に非があるんだろうけど…



目的をなくした私は、真っ先に水道橋を後にした。

何だろう…この疎外感…



その後、私は色んな場所で寄り道をした。

ただ歩いてるだけでもいつ倒れてもおかしくないような感覚が私を襲った。

今すぐにでも横にならないと戻すような異常も少なくなかった。

私は、長い時間歩き回るのは全く苦痛ではないが、これほど歩くのが辛いのは経験した事がない。

私の引いている風邪がいかに軽めのものじゃないのかが痛感される。





19時40分過ぎ、私はようやく市川に到着した。

これほど早く下宿場所に戻りたいと思ったのは、いつ以来だろう…



明日までには少しはマシになっていてほしい。

そう切実に思いながら私は体を引きずるように下宿場所へ帰っていった。