朝方…

私は室内にいるというのに、まるで冬になっているかのような寒さを覚えた。

その理由の一つに、いつの間にかパジャマがめくれて腹部が完全に出ていたのがあった。

ゴムが外れていて、寝返りの時に脱げてしまっていたのだ。

冷え込みは急激なものだった。

昨日の晴れ間から一転した今年度初の冷え込みは、かなり堪えたらしく、私は風邪を引いてしまった。

今のところ喉風邪で済んでいるが、それでもかなり堪えるものだった。

それに追い討ちをかけるかのように、別の場所でも大きな冷え込みが起きていた…

しばらくの間私はその場から動く事ができなかった。

ようやく行動を起こした時も調子が上がらなかった。

明日は空きがある以上、空きのない日を棒に振るわけにはいかない。

外はいつの間にか雨だった。

私は傘を持たずに水道橋へ向かった。

今の私は、傘をさす気にもなれなかった…





2限目は、親族法相続法。

嫡出子についての続きをやった。

嫡出子というのは、今範囲が拡大されており、出生届けのような分娩を証明するものがあれば嫡出子として扱う事ができる。

その一方で、非嫡出子というのは父親の認知によって成立する。

母親の場合は、先程にもあるように、分娩の事実で成立する。

認知する権利は、父親だけに有効な権利である。

認知のやり方は、認知届けや遺言がある。

また、不義の子を虚偽の嫡出子出産届けで本当の配偶者人の子にする事はどうなのかというと、虚偽なのは母親が違うだけで父親は同じだからという理由で、父親の子として扱っているなら、その旨の申告の意思表示があれば認知される事になっている。



3限目は現代日本政治論。

今回は、つい最近の解散についてをやった。

記憶に新しい小泉さんの『郵政解散』。

郵政民営化法案は、衆議院では可決されたが、参議院では否決された。

それに対して小泉さんは衆議院の解散と総選挙を断行する形で買ってでた。

その解散では、郵政民営化に反対する議員の自民党公認をしなかった。

言わば意地でも郵政民営化を断行したかったがための事なのがわかる。

総選挙の結果、与党は327議席を獲得した。

今回の解散により、有権者の関心が高まり、自民党政治の継続の契機となった。

それ以降のいきさつは大部分の人がご存知の通りのはずだ。

ひそかに私が政治に敏感になったのは、これ以降だった。

郵政解散から3年経過した政治は、たらい回しややり逃げみたいな形がしばらく続くがたがたかつグダグダな展開ばかりだった。

これを機に水面下にいた民主党が議席を獲得して、麻生さんの後、ついに政権交代へと発展していく事となる。

現代の政治というのは、自民党の栄枯盛衰と民主党の躍進をわかりやすく描いた内容と言えよう。

これからの政治は、政党のどんな動きを描く事になるのだろうか…


4限目は社会保障法。

社会福祉についての概要をやった。

社会福祉の機関には、色んな分野がある。

社会福祉というのは、もともと行政の一つとして行われるものだった。

ところが、少子高齢化により行政だけでは間に合わなくなり、社会福祉法人にも福祉を任せる事となった。

千葉コープなどで知られている『生協』は、社会福祉法人の権利もあり、消費者の利益になるものなら何でも出来るようになっている。

また、JAで知られる農協も社会福祉が行える。

その場合、農業の利益になるものが条件とされる。





雨は相変わらず降り続いていた。

周囲は当たり前のように傘をさしている人が多かったが、私は傘を持って来なかった事を何とも思わなかった。

今の私は、傘をさすどころか持つ気にもなれなかった。

風邪気味の私を容赦なく打ち付けるように雨はさらに勢いを増している。

雨に濡れている事も自覚にない憂鬱感の中、私は一人水道橋を後にした。