今までにない緊張感の中、私は市川に戻った。

その時の私には、色んな重みがのしかかっていた。

私がした事…それがどんな規模であろうと、こんな事にまで発展するなんて思いもしなかった…





帰宅後、私は一旦自宅に入り、20時までそこにいた。

今まで以上にただ事ではない形だったために、どうしてもすぐに見に行けない状態がしばらく続いたのだった。

そしていざ…

今までにない心情の中、私は階段を降りた。

もう、後戻りなどできはしない。

私は意を決してポストを確認した。



















ポストの中には何も入っていなかった…





つまり、それは通らなかった事を意味する…


















Nさんの言葉を借りる形で私は呟いた。





























これで、私の市川への理想、そして私を応援して私を待っていてくれた人達への約束は霧散する…


































試験に対して今まで抱いた事のない中、私はそのためにやるべき事は全てやってきた…

試験への気掛かりさがゆえに起こした衝動によって大きな亀裂さえも起こす事になった…

しかし…

現実とは無情なものだ…

これも、そして今までの事も全ては私の他に誰を責められるというのだろうか…













これから私はどういう形で現れればいいのだろう…

今の私は、存在意義すらも失ったような心情だ…













私はもうしばらくここには現れないかもしれない。

ここでさえも私を追い詰める結果になっている以上、それがいいかもしれない。













私にこれから立ち直る機会はあるだろうか…

気持ちを切り換える事はできるだろうか…

ここまで愚痴っておいて、あっさり帰ってきてるようではきっと周囲も不愉快になるに違いない…


















その夜、私はしばらく電気すら着けていない部屋の中で一人、様々なものを背負うように過ごしていた…