桜木町を出た後、私は有楽町に向かった。

今日、私の両親がアバターを観に有楽町に来てるので、もしかしたら間に合うかもしれないと思ったからだ。

有楽町駅に着き、早速連絡した。

だが、電話に出なかったので、しばらくビックカメラで待つ事にした。

気がついたら昼ご飯を食べるのも忘れて、時刻は夕方になっていた。

そういえば今日急いでたから朝ごはんも食べてなかったんだよね…


しばらくしてようやく連絡が来た。

どうやら電話した時にはもう映画は始まっていたようだった。

リル様の撮影が出来なかっただけに2回目も見ようと思ったのがちょっと後悔である。

とりあえず合流した後、これから帰路に着くのに乗じて私も市川まで乗せてってもらった。



市川に着いた後、そこで夕飯にした。

最初は空腹感によるものかもしれないが、やたら私が愚痴るのが多かったが、それもその時になったらすっかりおさまっていた。

そこからあらためて思った。

あの時そのまま帰らなくてよかったと…



後になって私に会った事によって津波警報による通行止めにならずに済んだという知らせが入った。

映画は一緒に観る事はできなかったが、一緒に夕飯を食べた事が久しぶりに両親と一緒に何かをする事になり、そして私がわざわざ会いに行った事も無駄にはならなかった。

例え不本意な事になってしまっても、それを極端な形で引きずらないで正しい行いをする。

そうする事で必ずいい事につながるのである。



夕飯を終え、私は両親と別れた。

途中で買ったコーヒーを片手に帰り道を歩きながら私は思っていた。





両親と一緒にいい時間を過ごしたい気持ちをなくさないで…よかった…