後期試験初日。

天気は久しぶりの朝から晴天だった。

試験が終わった後もこういう気分ならいいけど…

チェリムは気温が低くても天気が晴れならポジフォルムになるが、私の場合はどうだろうか…



後期試験初日の初科目は法学の基礎だった。

5問のうちから1問を選ぶ形式で、私は『裁判員制度は日本には必要なのか』という設問を選んだ。


一番よくわかっている設問だっただけに命拾いしたと言っていい。

だが、その代償として9割の配点を取らなければ可の対象にならないというリスクを伴っていた。


裁判員制度は、法に従う形式で行うのを基本とする裁判のやり方を崩したり、周りも言っているように人権や人の精神を侵害するのではないかという理由で必要ないという意見を述べた。

設問の趣旨には沿ってるので、脱線はしてないはずだ。

後はこれを先生がどう受けれてくれるかである。


次は行政法基礎である。

出題形式は3つの設問全てに答えよだった。

第1問は『行政裁量の法的統制について論じよ』、第2問は『形式的行政行為について説明せよ』、第3問は『不可争力について説明せよ』だった。

全て小テストで出題されたものだとの事だ。

今見ても手応えを感じないような出来だった。

いつもなら答えが来るまでわからない感覚だったが、今回は今やってる時に見ても明らかに出来てないような感じがした。

これはある意味諦めなければならないかもしれない。

回避する方法はただ一つ。

他の科目で『優』を大部分取るしかない。





行政法基礎の試験に不安を抱きながら現実から逃げ出すような形で私は浜松町に向かった。

これから先、安心した気持ちで行く事はできるのだろうか…



空は今の私の心情とは真逆のように綺麗な青空だった。